好きになっちゃいました
「トキヤさん!大好きです!結婚しましょう!」
「はい?」
好きになっちゃいました 彼女、秋田愁は、
朝、私が教室にはいるといきなり私の
ところへやってきて、そういった。
彼女はレンのパートナーだった。
レンは彼女を気に入っているらしく
よく好意からの行動も頻繁にみた。
あれだけわかりやすいアプローチを
されていれば、彼女だって
レンの気持ちに気付いているはず。
なのに何故、私が?
「トキヤさん、なんで?って顔してますね」
「え?はぁ、いやまぁ、そりゃあ...」
「だって音也が、ずっと、貴方の話をしていて!それを聞いていたら、だんだん貴方を好きになって来ました!」
「な、んですかそれは...」
なんと呆れる理由...
しかも音也絡みとは...
「ええ!だから、結婚しましょう!」
「は、いや、結婚とかは」
「式は何処であげましょうか!」
「人の話を聞い」
「子供は何人つくりましょうか!」
「秋田さん、」
「私お料理得意で」
「お友達から!!」
「ん?」
「お友達からで、お願いします...」
好きになっちゃいました気迫に負けて、
お付き合いを前提に
お友達になっちゃいました。
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