1.交わらないふたつの世界

1.交わらないふたつの世界

俺、松野あか松。松野の兄弟四番目で、ネット大好き引きこもり屑基本家から出ません、別に少食だし、動かないから食わない。別名ストイック僧侶とか言われるが無視。そしてうまいものちょっぴりで足りちゃうのは、同い年の兄弟が6人もいるから。だろうね。そんな俺は兄弟の中でも一番影の薄い松野。一個したの弟、五男一松が俺とにた雰囲気してるけれど、あれは闇。まじダーク。俺?内弁慶のネット中毒者。いいじゃん、俺の人生だし、影でいいの。あいつら元気すぎて個性どうしが殴り愛してるようなもんだから、こういうやつもいるの。バランスってやつ。あいつらも俺も含めてぐずっぐずの屑してるけれど、あいつらと違うのはこっちは株主とそういう優待券で便利な生活してるだけ。ん?働いてないから一緒だって?そりゃそうだろ。俺も屑だもん。働きたくないから、その時間をこういう風にしてるのって、一種のあーあれだよ。一番上の兄のお馬さんにつぎ込むのと一緒だって、天下のネット通販大手サイトで必要なものかいながら、小さなノートパソコンで俺の世界が出来上がってるの。あいつら、元気すぎて俺がついていけないの。だから、俺はこうしてパソコンと遊んでるんだってば。寂しいやつ?それが全然寂しくないの。色々やってるからかして、伝は多いし、コネは多少ある。絵と株それだけあれば十二分に俺は生きてけるの。あいつらとは世界が違いすぎてるんだって、狭い家に全員結婚してない童貞7人。ちょーうけるけれど、まぁ、いんじゃなね?あいつらはあいつで俺は俺なんだから、バランスバランス。
それに、ゆかいでもねぇ俺に愉快な6人の兄弟。賑やかなのはいいんだけれど、たまに鬱陶しいから一松でも真似てみようかな。なんて思う今日この頃。俺とあいつらの世界なんて別だよ。どうせお馬とカラ松、自意識、猫に野球と女の子。それぞれがそれぞれもってんだから、俺も俺をもってたっていいって訳だよ、わかる?…いや、解られても怖いんだけれどさ。私、6人同い年の姉と妹がいるのー。とか、いや、いないだろ。俺とあいつらの間には……交わらない二つの世界であると思ってるんだからさ。

まそんな感じで、俺は、はなから諦めてんだよ。
あいつらの世界の一部であっても、俺があいつである必要性もないんだからさ。
さっきも言ったろ?影でいいんだって。ほんと。悪童松野にいれないでくれ。頼むから。
そう例えるならばあいつらがぐんぐん太陽に向かって延びていく苗で、俺は土の中で育たないような種でいたいのだ。あいつらのそばはしんどすぎる。いろんな意味で。



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