ジョ長 | ナノ


強制的睡眠、気絶から目を覚ましてリーダーに夕飯がもうすぐだから一旦部屋に帰れと言われてイギーのフールでこそこそ帰れば、キチンと荷物が置かれていた。まずは下着から、物色する。

メローネからのすけすけ下着。直談判して、ムカついて蹴ったら普通を渋々出しやがった。それでもまだ際どいがイタリアはこれが普通らしい。本当かよ。と疑いたくなるほど布面積がない。あぁない。内外背に腹は変えれない。仕方ない。買う余裕が出来たら一式買い換える。今までの?捨てるわよ。と胸にひめて、部屋に帰る。あ、下着つけてなかったわ。もういい。部屋戻ってつけるわよ。
そしてホルマジオ選別家具。スッキリシンプル・ザ男。通販カタログのがましに見えるパイプの組立式ベットに辛子色ソファ。て、ねぇもうちょっとセンス。と思ったが、ソファに関しては、カバーを掛けてしまえばこちらの勝ちだ。まだ耐えられる。
さぁ、逃げも出来ないプロシュート選別洋服。覚悟は出来てる。こんなことに覚悟なんて物色は必要無いんだけど。素肌に何か率の高い暗殺者達だ、意を決して、ショップバッグを開く。

想像してたのと同じぐらいの肌の露出率。SPWの日焼け止め欲しいなぁ。とも思う。まぁ体質は説明してないから分かれ。とは言わないし、服を広げていて気付く、首を隠した服がちらほら。この間のドレスでも隠して抵抗して私の折れ勝ちをしたからか。プロシュートの気遣いの細やかさに感謝ばかりだ。

胸は垂らしたくないので、手早く下着を身につける。ピッタリサイズで正直引いたが、あぁどん引きだ。寄せてあげてちょっと足して。プロシュートの服を着る。背中はガッツリ開いたタートルネックのタンクトップにホットパンツ。してハイヒール。せめてパンスト入れてよ。この年だとねぇ。焼けちゃうから、とSPWのではないが日焼け止めまで入ってる。なにアイツ乙女なの?どこまで細やかなのよ。なんておもいつつ袖を通すかと腹を決めた刹那、ドアが開きギアッチョが飯。とだけ残してリビングに帰る。着替え中だけど。下着しか着てないけど、え?ギアッチョ無視?私の着替え見ても無視なの?無反応なの?この野郎。ペスカ、ぷっつんしちゃうゾ。手早く着替えてどす黒い考えと声のトーンは真逆に位置して、体はリビングに飛び込んだ。

「おいこら、待たんかっ。メガネ」
「誰が眼鏡だ。」
「人の生着替え見て、謝りもしないのかってーの!」
「まな板みてーな胸に興味ねーっての」
「失礼な、これでもDはあるっつーの。私、幼児体型じゃないし、ギアッチョは巨乳好きだったのかよ!」
「議論はそこじゃないだろ」

プロシュートの突っ込みに、そうだったと我を取り戻し議論を戻す。

「人の下着姿見ておきながら、謝りもしねーモラルもない人間か。って聞いてるの。」
「ペスカ、俺の選んだ下着つけてるっ。俺のきにいっ「「テメェは黙ってろ」」ぐべぼ。」

ギアッチョと共に二人でメローネに殴りかかっていたら、リーダーが飯だから暴れるな。と忠告すっ飛ばして私とギアッチョがメタリカを受けて剃刀を吐き出して、喧嘩両成敗。という形で終わりを迎えた。買い出しに行ってくれた彼らに、かっこ、プロシュートとホルマジオ、かっことじる、にお礼を言い忘れた。後で言いに行こう。メローネ?あぁ、ありがと。メローネにはこのレベルで十分だとも思えた、が、この間の手当てしてくれた例もある。はぁ、仕方ないが例を言いに行くかだる。ちょう面倒くさい。。今度でいいや。メローネ、ドンマイ。



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