ごめんね

ここはどこだ。暗い闇の世界、虚無に取り憑かれたあのときのような重みはなく、ただ重力のまま暖かい場所にいる。静かだ。と思うと、電子音と聞き慣れた声が聞こえてきた。
「ん・・・」
目に入ってきたのは白い天井。右側には見慣れた水色がまぶしかった。
「レオンさま早くおきないかなあ・・・」
「ジリアンしーっ!無理させちゃだめよ!それこそレオン様に負担になっちゃうじゃない!!」
「でもお・・・」

視界か鮮やかになっていく。ここは医務室か病院か。俺は破れた。先導に破れて、そして、
おそらくクレイからもどってきたのだろう。

クレイを、救えたのだろうか
アクアフォースを救えたのだろうか。
先導は
俺は

「・・・・・は・・・」
「「レオンさまぁ!!!」」
二人の声で俺は目を覚ました。見えたのはいつもの二人とまぶしい光だった。

「ジリアン、シャーリーン・・・」

すまない、すまない、いつも一緒にいてくれてありがとう。こんなときになるまで間違いに気づけなかった俺なんかとずっと一緒にいてくれて

気づけば消え入りそうな声で呟いていた。




END


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