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し い 時 は

笑 っ て っ て

そ う し て

い て 行 こ う … 。




見慣れない町、見知らぬ国…。

物珍しい物がたくさんあって、凄く興味をそそられた。



カエン)「見てみてっ!! こっち、こっち!!」

カイ)「おい、離れるなよっ!! 迷子になっても知らねぇぞっ!!」



先進国だからだろうか、人混みが凄くてあっという間に、後ろに居た仲間が見えなくなった。

少し焦って、周りを見渡す。



ナティア)「…佳薗くん?」

カエン)「あっ、良かった…!!」



運良くナティアの方が、僕を見つけてくれたようだ。

またはぐれないように、急いでナティアの側に駆け寄った。



カエン)「凄い人…」

ナティア)「人混みに酔っちゃいそうだね」

カエン)「…うん」



そういえば、ナティアとこうやって二人だけで話すのは、久々じゃないだろうか…。

僕の周りには、いつも賑やかな仲間たちが居たから。



カエン)「あっ…」

ナティア)「どうかした?」

カエン)「あそこの店だけどー…」

ナティア)「見に行ってみる?」



その言葉に思わず振り返った。

彼は、とても穏やかな表情で微笑んだ。



ナティア)「"あの店見たい"って顔に書いてある」

カエン)「うっ…」



否定できない。

だって、図星だから…。



カエン)「…うん、行きたい!! あそこと向こうの店も見てみたい!!」

ナティア)「はいはい、順番ね」



なんだか楽しくなって、不思議と笑顔になれた。



ナティア)「そういえば、カイたち知らない? オレ、佳薗くんに会うまで、はぐれてたからさ」

カエン)「……えっ!?」




↑佳薗&ナティア

>>秋空鈴音のひとこと


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