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サマー・summer燦々(サンサン)太陽
綺麗な青い海
白い砂浜
絶好の海水浴日和
カエン)「海だぁー!!」
それは、本当に偶然。
旅の途中、休憩するために立ち寄った国は夏の気候で、最寄りに遊泳できる海があった。
海に行きたいと願う僕らに、渋々ながらも大佐が許可を出してくれて、今ここに居る。
水着を買って、ビーチサンダルも買って。
ビーチボールや浮き輪はレンタルした。
カエン)「僕、海水浴初めてなんだ」
タケル)「なかなか行けないよな 良い機会だったじゃん 異世界で初めての海水浴!! どうだ? 感想は?」
カエン)「うん!! 凄く楽しい!!」
本当なら全員で来たかったけど、大佐と少佐は軍艦内の書庫室の整理をしたいからって留守番。
ナティアも、海には行きたくないの一点張りで、結局誘うのを諦めた。
エリ)「佳薗くん!! こっちで、ビーチバレーしよう!!」
ミホ)「あたしたちの可愛い水着姿で、メロメロにしてあげるわよっ」
カイ)「誰が、お前の水着姿見てメロメロになるかよ 絵梨ならまだしも 幼児体型が…」
ミホ)「カイ〜? 聞こえてるわよ」
怒った美保に、カイが海の中まで追い掛けられ、二人の攻防にビーチバレーそっちのけで笑った。
楽しいひととき。
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ナティア)「直射日光、暑い砂浜、塩辛い海… 海水浴なんて、どこが楽しいんだか 全くわからない… 暑い日は、室内に居た方が快適なのに 全然、わからない」
ムスラン)「ナティアくん、少し我慢して行ってくれば良かったのに… 書庫の整理を手伝うよりも、ずっと楽しかったと思うよ?」
ナティア)「暑いのが苦手なんです 泳げないし、暑さに耐えられないし…」
そう言い訳するナティアだけど、本当は佳薗たちと一緒に遊びたかったに違いない。
チラチラと時間を確認しては、本を手に取り、本を開き、本を閉じ、窓の外を見る。
それをゆっくりとした動作で何度も繰り返して、書庫整理はあまりはかどっていない。
そんなに気にするなら、意地を張らずに行けば良かったのにと苦笑した。
そ ん な ナ テ ィ ア に
大 佐 が 怒 る ま で
5 秒 前 …
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