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「キノ、大丈夫？」

「………ごめん」

「いいの。キノ、ずっと湯槽に入ってたもんね。こっちこそ、湯当たりに気付かなくてごめんね。風、ちゃんと当たってる？」

「………気付かなくていいよ……」

「え？」

「いや。大丈夫、気持ちいいよ。ありがとう」

「どういたしまして」



（レイをずっと見ていたくてのぼせた、なんて、エルメスには言えないな）

（弱ってるキノなんてめったに見れないからもうちょっと見てたいな、だなんて、私ったらなんてバチ当たりな）

【END】



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題：確かに恋だった