愛のかたち「なんで殺生丸さまはお前やりんばかりを可愛がるのだ・・・」 「そりゃあ、邪見は可愛がるのとは違うからでしょ。」 邪見は従者として昔からそばにいるそうだ。ひきかえ、りんは殺生丸に命を救われて一緒にいるらしい。つまり、蓮子が殺生丸を助け、面倒を見ているのと同じなのだろう。ようはペットの可愛がり方と、部下の可愛がり方は違うと思うのだ。 「あたしは邪見は可愛いと思ってるよ。」 「そ、そうなのか?」 「うん。ちっこいし、一途で健気だし。」 「ちっこいは余計じゃわい。」 「邪見は邪見で可愛がってると思うよ。あれだよ、好きな子ほどいじめたくなっちゃうやつ。」 そう言うと、邪見は満更でもなかったらしく「そうか〜?」と頬を染めて照れていた。ぶっちゃけキモかったが、黙ってあげた。 夢主はおじいちゃんっ子なので邪見がわりと好きです。落ち込んでいる邪見によく「可愛い」とか「カッコいい」とかいって励ましてます。実際いつも殺生丸の命令を健気にこなしてて偉いなぁと思ってます。 邪見は殺生丸のお気に入りな夢主に嫉妬心があり、人間ということもあってあまり好きじゃありませんでしたが、夢主が好意的なので少し複雑です。 (21/03/27) 前へ* 目次 #次へ ∴栞∴拍手 |