未知との遭遇
未知との遭遇
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これは某日朝礼のときのことだった



わたくし、1-B 手島優は、男子バスケットボール部雑用係としてーーー

正々堂々とーー部員全員をゴリマッチョにすることをーーー

誓いまーーーーす!!!


「ななな何が起きた!?」
「編集長、興奮しすぎだよ」
「興奮なんてしてねぇよ!」

変な宣言のあと、屋上から火神が怒った
どうやらバスケ部恒例の行事らしい


「何やっとるんだ手島!あとで職員室まで課題を取りに来なさい!」
『え゛っ!?なんでですか!屋上の人達も共犯ですよね!?』


あの人を見たとき、またかと思った
でも、そうじゃなかった


どんっ

『あ、すいません!・・・大丈夫ですか?』

「あ、あの大丈夫・・・です」


なんだこの状況


「蕗依、いつまで抱えられてるつもり?」

「あ、すいません」

『いえいえ、足とか捻ってませんか?』

「大丈夫よ!蕗依はこんなんじゃケガしないからね」

「それヒドくない?編集長」


先輩のとこに行くから、とその人は手を振ってその場を去っていった

今まで見てきた女が最悪すぎたからあの人、手島さんも同じだと思い込んでいた
でも、その考えは間違ってた

「ねぇ、編集長・・・・手島さんって」

「何々?またあんたの観察対象?」

「違うよ。それに、手島さん観察しててもなにも出なさそうだし

どーせ見るならA組の子見てたい」

「ふーん。ま、いいけどね」



モブは大人しくヒロイン観察をする
もしモブである私に被害が及ぶようなら対策をとる


でも、手島さんとは良好な関係が築けそう



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