角食系男子。


放課後。
教室で食パンを頬張る井上君と、隣部屋の住人相田君を発見した渉。


「うわ、何お前ら。食パンそのまま食ってんの?」
「松崎も食う?」
「美味いよ。カレスベーカリーの角食」
「普通スライスしてジャムとか塗るだろ。かたまりごと食わなくても…」
「だって面倒臭えし」
「美味いパンはそのままでも十分美味いんだ!」
「ふーん…。つか、二人でどんだけ食うつもりしてんだよ」
「えーと、二人で一斤?」
「さっきツムにもちょっとおすそ分けしたけどな!」
「二人で一斤!?」
「だって俺達『角食系男子』だから」
「なー!『角食系男子』って、カッコイイな!」
「…何だよ…角食系男子って」


井上君と相田君から察するに…『角食系男子』とは、恋愛に関しては奥手なものの、それ以外の面では非常にアクティブで好奇心旺盛な男性を意味するのだと思います。
きっと『童貞に見えない童貞』率が非常に高いのが特徴ですね!



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