打ち合わせ。


オ=ティムコの太井係長と打ち合わせ中の仲山主任と松崎。


「太井さん、合同展示企画の内容自体はコレで問題ないと思いますが…」
「何か他に問題がありますか」
「この『男の、オ=ティムコ』というコピーはコレで本当に大丈夫なんですか」
「あ、はい。今回は独身男性向けのシンプルなインテリアがテーマですので…」
「正直に申し上げますと、前回の『オ=ティムコの温もり』もその前の『触れ合う、オ=ティムコ』もウチの人間にはあまり評判が良くなかったんですよ」
「おチンコは元々男のモノだから『男の、おチンコ』だと何だか変な感じっスね!」
「馬鹿、チンコじゃなくてオ=ティムコだろうが」
「はっ!しまったっス!」
「もしかして…ゲイ・イベントと誤解して訪れる男性客が多いのは、社名とコピーのせいなんでしょうか」
「間違いなくそのせいでしょう」


フィンランドの高級家具ブランド、オ=ティムコ社の展示イベントは毎回来訪者のゲイカップル率が高く、そのことを常々疑問に感じていた太井係長なのでした。



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