小杉のヤキモチ。


残業中。
どういった経路からか、入手した給湯室情報誌『カレスーランキング』を小杉に自慢する梶木。


「見ろ、男前ランキング第一位・梶木係長だって!そういや最近女子社員からの視線が熱いと思ってたんだよな」
「調子に乗るな馬鹿。“ウフフな時だけ”って書いてあるだろうが」
「ベッドの上限定かよ!」
「…ランキング第一位に輝くなんて、さぞかしたくさんの女にその男前っぷりを披露してきたんだろうな、お前は」
「はっ?お、おい、何怒ってるんだよ」
「別に怒ってはいない。経験のワリに技術が伴っていないコトに呆れているだけだ」
「さりげなく失礼なこと言いやがって!可愛くねえ奴だな」
「可愛くなくて結構」
「…なあ、本当はヤキモチ焼いてるだろ?」
「自惚れるな、馬鹿」
「顔が赤いっつーの。お前って時々可愛いよな」


梶木が入手したのはウフフ技術ワースト一位になった号とは別の号のようです。
実は会議から戻った安藤が途中から会話を聞いてしまい、出るに出られない状態で入口前をウロウロしていることには全く気付かない二人なのでした。



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