03


「ひっ!!」

沖田の白い肌と桃色の乳首があらわになった。
近藤は沖田の細い腰を両手で掴んで持ち上げると、ベロベロと小さな乳首を舐め始める。

「ちょっ、あっ! ひゃっ、こ、近藤さん、イヤでさ……!」

近藤の頭を押し退けようとしても、びくともしない。
鼻息も荒くベロベロと二つの乳首を順番に舐めながら、近藤は腰を擦り付けてきた。

「〜〜!!」

大好きな近藤に乱暴に隊服を破られ、更には硬いものを下半身にゴリゴリと押し付けられて、沖田は青ざめながらプルプル震える。
どうにかしてくれと沖田が辺りを見回すと、そばにいた隊士達は下半身を抑えながら蹲っていた。
そんな光景に茫然としている沖田にはお構い無しに、近藤は刺激されてぷっくり膨らんだ沖田の乳首にちゅうっと吸い付いてくる。 

「ひゃ! あっ、あっ、んあっ、こ、こんどさん!!」
「ちゅっちゅう、ん、ハァハァ、ちゅうぅ」
「やぁっ、すっちゃやでさァ、あんっあっ、ひやぁぁっ!!」

嫌だと声を上げるとますます乳首を吸われ、押し付けられる硬いものも、ますます硬く大きくなった。

「い、いたいっあっ、あぁっ、やっあぁんっ」
「──そ、総悟!!」

驚いたような声に振り返ると、土方が目を見開いて沖田を凝視していた。

「あっ、見るなっ! んああっ」
「こ、近藤さん、……ゴリラ化してやがる!」

チッと舌打ちした土方は、「近藤さんすまねえ!」と叫びながら近藤に向かって飛び蹴りした。

「ウホォ……!」と声を上げながら近藤が仰向けに倒れる。
しっかり腰を捉まれていた沖田も巻き込まれてしまったが、すかさず土方が抱き起こした。

「大丈夫か?」
「アンタ、近藤さんに何しやがんだ」
「お前な、……ッ!」

途中でうっと鼻を押さえた土方は、沖田を乱暴に押しやった。
そんな態度の土方に、沖田はいささか不機嫌になる。

「クソッ、早く風呂に入れ!」
「人を不潔人間みたいに扱わないでくれやせんか」
「るせっ、そんなんよりだいぶ厄介だろうが!」

土方と沖田の距離が離れた途端、隊士達の手が沖田に向かって伸びてくる。
土方は沖田の腕を掴んでパトカーに乗せてから、自分は運転席に乗り込みハンドルを握った。そのまま大通りの辺りまで走らせると、パトカーを路肩で停止させる。

「銭湯も屯所も危ねえからな! いっそそのまま川にでも潜っとけ」
「土方さん」

車から降りようとする土方を心細さから思わず呼び止めた。
その声にぴたりと動きを止めた土方は、おもむろに振り返ると、沖田の腕を強く引き寄せた。

驚いた沖田が見上げると、真剣な瞳のイケメン土方に見つめられて、なぜかドキリとする。そんな自分に戸惑っているうちに、土方の顔が近付いてきた。

「……!」

口を塞がれて、沖田は目を見開く。
カチンと固まってしまった沖田の唇に、柔らかい土方の唇が擦り合う。

「ん、ぅ……」

鼻から漏らした沖田の息は甘く、それに呼応するように土方の舌がぬるりと沖田の唇を舐めた。
ビクンと震えた沖田に、ハッとなった土方は勢い良く離れて距離を取った。

「す、すまねえ!」

慌てて車から降りる土方を、沖田は茫然としながら見送った。


[ 3/3 ]

[mokuji]

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -