あとがき ATOGAKI.
〜 ア ト ガ キ 〜
こんにちは、著者の霞ひのゆです。
「Artificial children 〜造られた子供たち〜」を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
約、二年間共にがんばってきた、大切な大切な仲間たち……。
そんな物語を完結させるのは、とても寂しく、嬉しく、複雑な気分です。
結局は、アランも他の兄弟たちと同じように、人のために力を使い切ってしまいました。
だけど、それは本当に大切な仲間たちのため。
主人公のアランは、時々いやなぐらい著者の私に似ていて、時々自己嫌悪に入りました。(笑)
うじうじうじうじいつまでも考えて、振り切ったはずの考えを嫌なタイミングでまた悩みだす。そんなところ。
でも、進みださないといけない時もあるんだよね。守らなければいけないものができるときも、あるんだよね。
アラン、今まで一緒に戦ってくれてありがとう。これからもずっと一緒に生きていこう。
そして、最後に登場した、キヨハルさんですが。
彼は、本当のキヨハルさんじゃありません。ロストが彼の体を借り、ギルバートの魂を連れて行きました。
それも、実はキヨハルさんの頼み事だったのかもしれませんね。
そんな普通じゃない能力を持ったロストについては、〜帽子屋〜という別小説にて明かされています。
ここのところ、本編であまり明かせずにすいません。私の力不足でした。
最後に。
いつもいつも行き詰まり、八つ当たりばかりのへなちょこ作家についてきてくれた、
AC全登場人物たちへ。
精一杯の「ありがとう」を送りたいと思います。
SPECIAL THANKS
Artificial children's!アラン、いつもいつも女々しい奴だとかワカメ頭だとか言ってごめんね。
本当はとても優しい子だってわかっていました。時々優柔不断だけど、いつだって人のためを考える君が大好きでした。
ヴォルト、いつもアランの面倒見てくれて、ありがとうね。時々乱暴なこと言ったりやったりする子だったけど、結局はやっぱり、友達を思いやる君が大好きでした。
ティーマ、あんまり活躍させてあげられなくて、ごめんね。いつも元気で、明るい君が大好きでした。
テイル、恋を叶えてあげられなくって、ごめんね。ずっと一途なあなたが、大好きでした。
シオン、悲しい最後を負わせてしまって、ごめんね。あまり話さない君だったけれど、いつだってお父様のことを想ってくれていたんだよね。
マーシア、あんまり出番なくってごめんね。でも、あなたが何よりお父様を大切に想っていることは、知っていたよ。
ドグラス、君にも悲しい最後を負わせてしまったね。どうか、天国でお母さんに出会えますように。
ゼルダ、いつもアランを気にかけてくれてありがとう。何だかんだ言っても、アランのことを一番わかってくれたのは君だったね。
マルシェ、本当は、とても幸せにしたかった。最後まで振り回してしまって、ごめんね。
ギルバート、本当に辛い運命を辿らせてしまいました。ごめんね。どうか、天国で大切な仲間と再会できますように。
セイ、いつも元気な君が大好きでした。アンドリューとメリサと、これからも仲良くね。
アンドリュー、君はこれからがんばらなければいけないね。これまでもずっとがんばってくれていたのにね。大好きでした。
メリサ、可愛い君が大好きでした。素直になれない所が、きっとセイにとっては好きなところのひとつでもあるんだよ。
フラン、恋人を失っても、想い続けるあなたが大好きでした。強いふりをしていても、本当は泣きたい時だってあったよね。ありがとう。これからも、どうか新たな街を盛り上げていってください。
ランス、大事な脇役をありがとう(笑)私はあなたのような旦那さんが欲しいです。大好きでした。
ボルドア、これまた大事な脇役をありがとう。あまり活躍させてあげられなかったけど、優しいあなたが大好きでした。
ロスト、あなたはいつも私についてきてくれるねぇ(笑) ありがとう。また、きっと別の物語で出会えるね。
ブリッジス、あまり活躍させてあげられなくてごめんね。いかつくても、暖かいハートを忘れないあなたが大好きでした。
ダーラ、優しいママで居てくれてありがとう。私はあなたみたいなお母さんになりたい。
エリック、ラルフ、いつも二人ひとまとめでごめんね(笑)これからも仲良くね。元気もほどほどに!
エドワール、君もあんまり活躍させてあげられなかったね。私の中では結構ヒットキャラだったんだけどね(笑)ありがとう。
ドル爺、これからも現役バリバリでがんばってください。アンダーグラウンドには、あなたが必要なんだ。
ヒロノブ、最後の最後に出てきた君だったけど、すごく大好きだよ。実はフランさんのこと好きなんでしょ。
キヨハル、重要な役柄をありがとう。実際にはあまり登場しなかったけれど、あなたの底抜けな優しさは本当に知っているよ。過酷な運命を辿らせてごめんね。大好きでした。
さて……こんなものでしょうか。
まだまだ、書ききれないほどのありがとうを彼らに贈りたい。
どうか、私の中で生き続けてください。私は、決してあなたたちを忘れない。
大好きだよ。ママより。(笑)
――私は、今日も生きています。
***霞ひのゆ
next|
prev