勝利の誓い


悠一郎の家に来て
まったりと過ごしていた
ぽかぽかな部屋だから
いい感じにうとうと
してきた頃に悠一郎の
視線に気がついた


「んー?」


なにと重たい目を悠一郎に
向けるとニシシと笑って
私のほっぺを摘んだ


「なんか、緩い顔もかわ
いいじゃん!と思って」


ボっと顔から音がしそうな
くらい熱を持ってそれから
あんなに眠かったのに
悠一郎のせいで目が覚めた


「ば、か」
「真っ赤だ!やばいな!」


そういうと悠一郎は
私をそっと抱きしめる


「これで明日の試合頑張れる」
「そう?」
「そうなの!」


耳元で聴こえる悠一郎
の声がくすぐったい
抱きしめる力がほんの
少しだけ強まった


「どうしたの?」
「明日、絶対勝つから。」
「うん」
「瞬きすんなよ!」


私が瞬きはしちゃうかな
なんて笑うと笑うなよと
鼻を摘まれた



勝利の誓い


(パワーは充電済み!)

20110318.


オダマキ
花言葉:勝利の誓い











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