『ライカちゃん〜。おはよう!』 『あ、山崎さん!! おはようございます!』 『こんな朝早くから…何かやってたの?』 『ちょっと、屯所周辺を掃除していたんです。』 『だいぶ疲れてそうだね。 部屋で休んだりしないの?』 『それが…。 部屋には隊長が寝てまして…』 『何で…? 何で沖田さんが、ライカちゃんの部屋で寝てるんですか?』 『分からないんですけど、あまりにも気持ち良さそうに眠っていたので… もう、そっとしておきました。』 『ふーん…。 じゃあ、良かったら俺の部屋に おいでよ。 ライカちゃん。今…掃除終わったばかりですごく暑そうだし。部屋涼しくしてあげるよ。』 『ありがとうございます…! 嬉しいです…!』 そんな会話を交わしながら、山崎の部屋に入って行くライカ。 アイツは真選組の中でも紅一点の女隊士。 とても綺麗で、きらびやかで… 性格も良く、文句のつけようのない完璧な奴だ。 山崎の部屋から2人の楽しそうな会話が聞こえる… 俺は話が聞きたくて、山崎の部屋の襖に耳をあてた。 すると、とんでもない会話が聞こえてきた。 『そういやさ。 ライカちゃんって…』 (→) |