ある日曜日の




悠太はオレのものって感じていたくて。



「ゆーうた」


休日。子供部屋。
悠太と二人きり。


「もー、重いって…」
「悠太あったかい」
「はいはい…」


全身で悠太の体温を感じる。
ぎゅ、とちょっとだけ強く抱きしめたら、頭撫でてくれた。



「ね、祐希、ちょっとコンビニ行きたいんだけど」
「ヤダ」
「ヤダって…」



祐希くーんって悠太が呼んでるけど、聞こえないフリ。
ごめんね悠太。
でも今は何も考えないで悠太だけを感じていたい。


「もうちょっとこうしてたい…」
「もー…しょうがないな…」


悠太は諦めたみたいで、もう一度ゆっくりオレの頭を撫でた。



それは、ある日曜日のこと。







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浅羽ツインズの休日。


2012.08.05

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