英国貴族パラレル


「なぜだなぜだなぜだ」

顔を上げられなかった。
答えなどなかった。

「答えろネズミ!」

泣きそうな叫び声が響く。

「なぜ、きみなんだ!」

そして銃口は向けられる。



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紫苑は身分の高い貴族の家に生まれた。父親は公爵(Duke)で、広大な領土を持っていた。

爵位の所領を統治することが爵位の保持と同義である。紫苑の家は公爵(Duke)、伯爵(Count)、子爵(Viscount)の3つの爵位を持っていた。
だから、まだ子供の頃から紫苑には伯爵(Count)の爵位が与えられ、妹の莉莉には子爵(Viscountess)が与えられていた。

何も変化のない、平凡で贅沢な暮らしだった。
騎士(knight)は領主(Duke)に忠実で、紫苑も莉莉も平和で幸せな毎日を送っていた。

…あの日までは。



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クライマックスと出だしだけを勢いで書いて力尽きました…。
敵同士のネズ紫が書きたかったんです。
あ、これ、ネズミ×紫苑です。
以下、考えてたあらすじ。

ネズミは紫苑よりずっと歳上で、ずっと紫苑の家の執事か何かに扮して潜入してた殺し屋。
紫苑は人付き合いが苦手でネズミと仲良くなって。
でもやっぱりネズミは貴族一家暗殺を決行。
証拠隠滅のため、邸に火をかけてネズミは逃走しようとする。
しかし、紫苑だけは殺せなくて、火事の中ネズミは紫苑を助けに引き返す。
ネズミは紫苑だけを助け、スラム街へ潜伏する。
紫苑はネズミを恩人だと思い込み、家族の仇を討とうと密かに決意する。
ネズミは、嫌われる前に紫苑を取り込もうとする。(ネズ紫展開)
それでさらに罪悪感に苛まれる。
スラム街の二人は生き延びるため、よろず屋をする。
その過程で紫苑も殺し屋の世界に入り、腕を上げていく。
タッグを組んで仕事をこなしていくうちに二人の絆は深まっていくが、ついに紫苑は家族の仇がネズミと分かって…!?


ボツ理由
英国貴族制度がよく分からなくて、調べれば調べるほどわけ分からなくなった
ここは素直に、黒執事パロとかノワールパロにすべきと思った
それにR18展開が避けられそうにない上に、長編になりそうだから、管理人の心が折れた

以上です。
誰かバトラーネズミとお坊ちゃん紫苑書いてくれないかしら…


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