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(きみと過ごす日常)


立海
10/28 20:34

「『ん』から始まる言葉がこの世の中にほとんどないのは『ん』という言葉がヤバイからだと思う」
「それに対してどういうリアクションが正解なんだ?」
「何だろう」
「………」
「あとわたしは『ぬ』という言葉の響きが好き」
「……」





立海
10/25 20:50

「今日から日記をつけてみようと思う」
「いちいち宣言しなくていいっすよどうせ2日しか続かないんだから」
「3日は頑張る」

翌日
「先輩、昨日言ってた……」
「さすがに書いたよ!ノート半分埋まった」
「何で最初に張り切りすぎちゃうんすか!」
「今までの分全部書いた」

翌日
「先輩、日記……」
「書いた!見る?」
「見たら意味ないじゃないすか」
「けっこう衝撃の事実書いてあったりする」
「すげー見たくなった」
「真田の昨日のパンツの色」
「すげー見たくなくなった…って何で知ってんすか」
「立海七不思議のひとつ」
「勝手に作らないでもらえますか」
「赤也のも知ってる。昨日は赤と青のボーダー」
「何で知ってんすか!!」

翌日
「今日も書いた」
「2日越えましたね」
「やったね」
「昨日って何か書くことあったんすか?」
「何もない日なんてないの。毎日何か発見があるの」
「微妙にうざい女子っぽいセリフですね」
「昨日はお空が綺麗だったの」
「なんか殴りたくなる女子っぽいセリフですね。というか、ブログじゃないんだからもっと人に見せられないこととか書いていいんすよ」
「幸村への嫌がらせ計画とか?」
「そういうのはやめましょうよ」
「わたしもそう思う」

翌日
「今日の日記」
「……意外と続いてますね」
「仁王の弱味」
「……………まじっすか?!」
「これはバラしたら仁王が泣くやつ」
「そんなものがこの世に…?」
「昨日授業の合間にトイレが混んでたから屋上行ったらさぁ」
「いや俺はそれを黙っていられる自信がないんで言わないでください」

翌日
「書いた!」
「毎日俺に言わなくていいです」




四天宝寺
10/21 06:45

「朝練やめない?」
「いきなり何を言うんや」
「寒くなってきたし。マネージャーは朝練ないところってけっこうあるらしいよ」
「やる気ないんやったら来なくてええんやで」
「そういう言い方されるとやだ」
「子供か」
「子供じゃないですか」
「まぁ…せやな」
「この季節急に寒くて私服に困る」
「制服最強やなぁ」
「上着着てたら暑いしだからって上着なかったら寒い」
「どーせ自分制服かジャージしか着ないからええやん」
「まるであたしがお洒落に興味0かのように言わないでよ」
「あるんか?」
「無いけど」
「無いんかい!」
「制服も微妙だよね、上に何か羽織るかどうするか」
「女子の制服、冬寒いやろ」
「いや上にコート着ちゃえば余裕よ。下にジャージ履いてさ」
「そのスタイルほんまにやめた方がええで」
「ある意味可愛いじゃん」
「可愛い子がしてたらな」
「どういう意味だ貴様」




氷帝
10/20 22:04

「毎日早めに授業が終わる代わりに休みがないのと、長い日は長くて休みは休みってどっちが良いんですかね」
「俺は休み欲しいなぁ」
「でも結局休みってなにもせずに終わったりしません?午前中だけ授業の日の方が帰りに遊びに行ったりして有意義に使った気になる」
「んー、でも今日頑張れば明日休みや!ってのが欲しいやん」
「なるほど、それを目標にして生きていけるのか」
「大袈裟に言うとそんな感じやな。あとは1日休みやとホラ、デートできたりな。今日みたいに」
「暇な人達で勉強会だと聞いて来たのですが」
「二人しかおらんかったらデートやん」
「何か作為的なものを感じる」
「有り体に言うとそうやけど」
「やっぱりかよ。死ねばいいのに」
「そういうことは思っても口に出さない」
「チッ」
「舌打ちしない」
「……」
「無言で中指立てない」
「テスト期間なのに…」
「自分成績優秀やから余裕やん」
「ええまぁ」
「そこは謙遜しろや」
「それも嫌味ですし」
「まぁなあ。美術以外は大体優秀やもんな」
「今回の美術は実技40点分しかないので余裕です」
「何点取る気なん?」
「60点」
「実技白紙かい」
「ええまぁ」




氷帝
10/15 20:37

朝練時
「お誕生日ですね」
「せやな」
「お誕生日ですねぇ」
「おめでとうって言えや!」
「いやなんとなく癪で」
「なんでやねん」
「生理的に…」
「自分はほんまに俺を凹ませるのが上手いなぁ」
「(照)」
「照れるな!」
「プレゼントはあると思いますか」
「あるとええなぁと思います」
「何とあるんですよ」
「うっとうしいわ」
「何だと思いますか」
「せやなぁ、マネージャーからの真心(はぁと)とか?」
「死ねばいいのに」
「謝る」
「許す」
「で、結局なんなん?」
「今年は厳選してあります」
「ほうほう」
「絶対に先輩が『地球に産まれて良かった!』って思いますよ」
「自分で期待値上げるのしんどくないか?」
「別に……」
「……で、なんなん?」
「扇子です」
「いらんわ」
「間髪入れずにそれはひどいです」
「いらんわ」
「大阪土産で小学生がよく買う、セリフが書いてある扇子です」
「あー見たことあるわ。おおきにとかどないやねんとか書いてあるやつやろ」
「その通りです」
「いつ使うんや」
「突っ込み代わりに」
「いらんわ」
「わたしからのメッセージだと思って受け取ってください」
「……何て書いてあるん?」
「それは見てからのお楽しみ」

昼休み
「っちゅーことがあったんやけど、今ここで開けてみようと思うんや」
「マジかよ、俺ならもらってすぐ見ちまうな」
「俺は気が長い方なんや」
「俺もそのシリーズの扇子とかキーホルダーとか見たことあるけど、……確かそれ、『好きやねん』があったはずなんだよな」
「岳人もそう思うか?俺もとうとうこの日が来たのかと午前中ニヤニヤが抑えられんかったわ」
「うっわきもちわりぃ」
「容赦ないなぁ」
「いいから早く開けてみろよ!」
「せやな!ほな行くで!」













「………」
「…………」
「……なんでやねーん!!!!」

そして部活時
「……なんでやねん」
「は?いきなりなんですか」
「自分がくれた扇子や!」
「もう見たんですか」
「なんでやねんって書いてあったんやけど」
「…不思議ですね」
「せやから何で何でやねんなんや!」
「ややこしい文章ですね」
「普通わたしの気持ちです(はぁと)とか言ってたら告白やと思うやん!」
「はぁとなんてつけた記憶はありませんが」
「いや俺には見えた!あれははぁとやった!」
「幻です」
「弄ばれたわー」
「……先輩、わたしが好きやねんって送ってたらどうするつもりだったんですか」
「は?………そりゃ、なんでやねんって返すわー」
「死ねばいいのに」
「なんでやねん」
「死ねばいいのに」
「……冗談やんか。俺も好きやねんって返すわ(はぁと)」
「死ねばいいのに」
「なんでやねん!!」




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