15.




[水希視点]









雨沢「そう言えば、桃子さんって
元氷帝だったんですよね?」





空気を変えるかの様に
氷帝マネージャーが口を開く









鳳「うん、そうだよ」



雨沢「凄い敏腕マネージャーだったって聞きました。
私も早く桃子さんみたいになりたいです」






マネージャーの彼女は
顔は少し緒橙に似てるけど
ふわふわした雰囲気と話し方で
女子の私から見ても
可愛いらしい女の子だと思った









緒橙「そうそう!凄かったんだよ〜」



日吉「桃子先輩って出来ない事
無さそうですもんね」



宍戸「いや、アイツ実は意外にも
料理が苦手なんだぜ?」



鳳「そうなんですか?」



向日「そうそう!マネなりたての頃は
ドリンクの分量おかしかったし!」



宍戸「調理実習の時はボヤ騒ぎ起きたしな」



芥川「差し入れも相当練習したって言ってたC〜」



樺地「ウス…指先が絆創膏…だらけでした…」



日吉「食い専ってやつですか」





緒橙「あははは!そうなんだー!
桃子可愛いところあるじゃーん!」










盛り上がってる氷帝テニス部と緒橙だけど、




先程から緒橙の彼氏が上の空なのが気になる。


緒橙の話では結構喋るって言ってたけど、
今の所そんな素振りは一切見せていない














水希「あのー大丈夫?」



忍足「あ、すまんな。ちょいとボーッとしとった
…そういやお嬢さんは?」




水希「(お嬢さん??)…二人の友達の
青峯水希、宜しく」



忍足「あぁ、よろしゅう」













こちらから話せば喋る感じ?

大人っぽいクールタイプな人かな、うん














緒橙「ねー?ゆーし!桃子って実は
可愛いよねー!…って聞いてる??」




忍足「聞いとるわ、可愛い可愛い」



向日「テキトーかよ!」






雨沢「…あ、すいません、私一旦トイレ行きますね」



向日「おう!」















水希「…」











それにしても気付いてるのは私だけ?






マネージャーが少し此処に来た時と比べて
居心地悪そうな素振りを見せてるのは













違和感を感じつつも、それから人間観察も
色々考えるのもやめて皆との会話入っていった。













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