ぺたぺたぺた。
「ナツメ?お主何をしている?」
「んー?永久にネイルしてんの。」
「ふーん……って、は?」
「あー、いーから動くなっての!」
「う、うん……。」
「いいよ。永久。鏡で見てみな。」
鏡には、小生の髪にバレッタがあった。
「それと、これ(マニキュア)。俺からのXmasプレゼント。」
小生も渡さなければ。ちょっと恥ずかしいけれど。
「……やる。」
小さなバッグに押し込んだせいか、くっきーのハコは
少しつぶれていた。
「あ。。。」
「?なにこれ。」
「ナ、ナル達と作った余り物だ!
やろうと思っていたが。つ、つぶれてるし。無理に食べなくてもいい。」
ナツメは、小生の話なぞ無視をして、箱を開けた。
「あ。クッキー。」
「ふぉーちゅんくっきーというものなのだ。」
「いただきます。」
むしゃむしゃ。
「ぶっ!」
「?!」
「これ、紙はいってんじゃねぇか。」
「10個のクッキーの中に一枚ずつ入っている。」
「?」
「並びかえれば?出来るのなら。」
2人以外だれにも、知られたくない。秘密のメッセージ。
メッセージを送ってくれるフォーチュンクッキー。
小生が託した言葉は。
「永久。 俺も、愛してる。」
ナツメは解読したようだな。
“ナツメ、大好きだぞ。”
聖夜に、フォーチュンクッキーからの伝言を。
“I Love You”
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