小ネタ語り部屋
 日々思いついた
  くだらない事を徒然語る

  帰還所・本館/日記

◆2011/08/11 20:15 苦情x0
「……と、言う夢を見た」
「嫌な夢ですな。主に私が」
「何だか正夢になりそうな気がする……」
「だからと言って、私を殺そうとはなさいませんよね」
「……」
「……」
「……そうだな」
「(ほっ……)とりあえず仕事のご報告を……。何ですか?」
「お前の服も、生地が無駄だなーと思って」
「ははは……こればかりは何とも。私の服は国家予算とは何ら関係の無いものです。削る必要は全くない」
「無駄だな。得に後ろのヒラヒラとか、寒くもないのにフサフサしてるのとか」
「……機会がありましたら、私から陛下に何か服を献上致しましょう。その時は、しっかりした男物でね」


陛下と商人

◆2011/08/11 20:08 苦情x0
「……」
「さぁ、仕立て上がりましたぞ。ご覧下さい、この絢爛豪華な衣s……」
「貴様、何だコレ。ただ生地をケチって露出度を上げただけじゃないか。ミニスカ過ぎるし肩も出るじゃないか」
「陛下にはお似合いかと」
「私は女だと言う事を(一応)隠しておるのだ。これでは全面にバラしているではないか」
「華の命は儚く一時。今のうちに遊……」
 パン!(銃声)
「な……っ。今のは俺じゃなきゃ避けきれずに死んでたぜ……」
「お前は殺しても死なん。ならば、一片死んでこい!」
「死なんわけじゃない。待て、話せば解……」
「解らん! おまえなんかしんでしまえー!」
「わーっ!」


陛下と商人

◆2011/08/11 19:56 苦情x0
「節約、節約ねぇ……」
「どうした? さっきの衣装の事か」
「節約を極めるのならば、生地も無駄にしてはいけませんぞ陛下。あれ程生地が大量に使用されているのです。私にお任せ下さいますれば、三着……いや、四着は仕立てられます」
「! 本当か?」
「お任せ下さい。きっと陛下の魅力を十二分に引き出す事の出来る、絢爛な衣装を仕立てて差し上げましょう」
「(何か、嫌な予感……)」


陛下と商人

◆2011/08/11 17:50 苦情x0
「どうだ。古い衣装をリメイクしてもらった」
「えぇ、いつにも増して男らしく、バッチリ決まっておいでですねー、陛下」
「……。何だ、その棒読み台詞」
「だって君主たる者が何ですか。そのケチ臭い……古着なんか」
「国家の財政は逼迫している。私が自ら進んで節約をせねばならぬのだ」
「……まぁ、その志はよろしいのですがね。いつにも増して男らしく……」
「……そんな所が不満なのか」


陛下と商人

◆2011/08/10 16:19 苦情x0


何だか美人になってしまった図。
誰にもばれないんだから、相当男らしいはずなんだが……
黒髪の三つ編。相方は描きません。


陛下と商人

◆2011/08/10 15:51 苦情x0
「いつか聞きたいと思ってたんだが……一つ良いか?」
「駄目です。私は仕事で忙しいのです。今は陛下のお守りをしている暇はないのです」
「……。お前、仕事してたっけ? いや、色々社長としてやらねばならん事もあるだろうが……結局暇だろ」
「何をおっしゃいますか。私は忙しいのです。手を止め、足を止め、ぺちゃくちゃしゃべくりサボってる従業員を見付け出し、罰を下すのが我が仕事」
「(それって社長のする事か……)何でも良いから付き合え。お前は金を貯めて何をするつもりだ」
「世界征服……」
「……は?」
「……ってのは嘘ですがね。ははは」
「お前の冗談は全く冗談に聞こえない」


陛下と商人

◆2011/08/10 11:09 苦情x0
「何故、あの時私を助けたのだ?」
「はぁ? 助けた? 陛下、何か勘違いをなされておいでですぞ」
「……?」
「私は、いつまでもぺちゃくちゃしゃべくってるのを、いつまでも大人しく聞いてるのが嫌になりましてね。要するに、さっさと帰りたかっただけの話ですよ」
「いや、だって……敵が死角から武器を取り出そうとしていて、私が気付かなかったから撃ってくれたんじゃ……」
「……」
「……」
「ま、そう言う形でも良いんですがね」
「違うのか……」
「良いのですよ。これからも命の恩人として崇めて下さっても」
「……やめとく」


陛下と商人

◆2011/08/10 09:58 苦情x0
「陛下、良い所に。紅茶など如何ですか」
「(口調戻った……)私は紅茶が苦手でな……」
「少しくらい良いじゃありませんか。さぁ、どうぞ」
「……仕方ないなぁ。一杯くらい付き合ってやろう」
「そうこなくちゃ。ミルクですか、レモンですか」
「ミルク……砂糖は一つ……」
「さぁ、一気にどうぞ」
「……(恐る恐る)」
「砂糖切れてるんで、媚薬入れときました」
「ぶーっ!!」
「ははは、冗談ですよ」
「目が! 目が笑ってない!」


陛下と商人

◆2011/08/10 09:57 苦情x0
……ま、何ですか。
ちょっと最近の小ネタ(妄想とも言う)が長くなる傾向がありましてな。
別けてみた(無駄)

文章にはならないが、ネタとしてはありだなと思えた小ネタ集。
基本ネタなんで、地の文章が足らないor無いのでご注意を。
ま、そこん所は華麗に受け流して下さいませ。


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◆2011/08/09 19:57 苦情x0
「……あー、もう面倒だ。なーんで俺がいちいちこんな堅っ苦しい喋り方しなきゃならねぇんだ。止めだ、止め」
「その方が私も楽だし、お前らしくて良い」
「そもそもだな、お前みたいな小娘に毎日へーこらしてんのも性に合わねぇ」
「ならいっそ商売辞めたら。隠居生活も似合うんじゃないか」
「馬鹿言え。今日も明日も何処かで商売が俺を呼んでいる」
「それ幻聴じゃないかな。まぁ、良いや……仕事は順調?」
「ふっ……俺の仕事に抜かりはねぇ」
「頼りにしている。……お前じゃなくて、働いている大工さん達をね」


陛下と商人

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