「ボンゴレ、ちょっと笑ってみてください。」

「は?なに?気持ち悪いな。」
「キモいより気持ち悪いのほうが傷つくって知ってますかこの悪魔。いいから笑いなさい。」
「雑学より言語の勉強にいそしめ。」
「うるさいですね。はやく笑ってみてくださいよ。」
「しつこいなぁ。こう?」
「…いえ、もっとこう、痛いものをみる変態のように。」
「何おまえ。場合によっては殴ってやらないこともないよ?」
「上から発言ですね。もっとほら、たとえばあのコが目の前で転んでめくれたスカートの中がいちご柄だったときを想像して、もう一度。」
「題材が妙にリアルなのは気のせいじゃないよな?見たな?見たんだなおまえ?」
「えぇとっても可愛らしかったですよ。さぁ想像して笑え。」
「命令!骸、しばらくあのコと接触禁止ね。」
「あ、いま想像しましたね。想像したんですねこの変態が!」
「おまえが想像しろっつったんだろド変態!存在が18禁!」
「存在否定…!男の色気といいなさい!」
「エロさと変態くささは違うんだよナッポー。」

「あわれむな!…いや、それにしちゃあおかしいですね、あのコは君のその変態笑顔をかわいいという。」

(おれ、たぶんこのパイナップルよりも男として見られてないよ、うん。)

パイナップルの葉っぱがなくなりかけるまであと0.2秒。






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