Novels | ナノ
4年A組男ぐーたん2
さ「まあ大きいに越したことはないけどな〜」
ぜ「でも大きさが全てってわけじゃないさ」
ひ「なに、何の話?」
さ「ひろにはまだ早いかもな」
ぜ「おっぱいの話」
ひ「ぶはぁ!!?
ちょっ…宇海!?宇海はそんな単語使っちゃダメ!!」
ぜ「ハハハ…わざとさ
女の子の胸の話だよ」
さ「ひろは意外にムッツリだからEとか好みだろ」
ひ「なっななな…別にオレムッツリじゃないし!」
さ「またまたあ〜でも大きい方が好きっしょ」
ひ「う…い、いや、別に…」
ぜ「ハハハ、顔赤いよひろ」
ひ「う、うるさいな!じゃあお前らはどうなんだよ!」
さ「オレは大きすぎるのよりまあまああるぐらいで形重視!」
ひ「相変わらずこだわった理想だなw」
ぜ「オレは大きいかどうかってより自分のを気にしてたら可愛いと思うんだよね、『私小さいから』とか」
ひ「(お前も相変わらずマニアックな理想だなwww)」
さ「お前いつかマイナーなアイドルとか二次元にハマって帰って来なさそうで怖えよ」
ぜ「大丈夫、対策として時折スーパーリア充タイムを挟んでる(ニコッ)」
ひ「万端かよwww」
さ「ちぇ、爆発しろリア充!」
ぜ「オレが爆発したら困る人がいるからさ(ニコ…)」
ひ「腹立つ〜!!www」
さ「ムカつく〜!!www」
ぜ「まあリア充っていっても友達の遊びとか部活に顔出したりSNSやるくらいだけどね」
さ「ああ、Mi●iとか?」
ぜ「そうそう、そういうやつ」
ひ「へえ〜宇海マメそうだもんな」
ぜ「うーんまあ日記なんてたまにしか書かないけどね
あの足跡機能がミソだよね」
さ「あああれな!あれ怖えよな〜」
ひ「足跡機能?」
ぜ「うん、そのページを見た人のリストが時系列で表示されるんだ。もちろん自分も相手のページを見たら足跡をつけたことになる」
ひ「へえー!何でそれが怖いんだよ」
さ「バカ、最近のは足跡が消せるんだよ
隠れ見が可能ってこと」
ひ「うわ…陰険…」
ぜ「でも女の子が恥ずかしがって足跡消すのは可愛いんじゃない」
ひ「お前またかよw」
さ「羞恥プレイ好きすぎだろw」
ぜ「ハハハ、何言ってんだよ、こんな萌え談義なんて今の流行りだろ?健全健全(ニコッ…!)」
ひ「またイケメニスマイルでごまかしやがった!」
さ「まあでも恥ずかしがらないっていうかむしろガンガン足跡つける子もいるらしいなw」
ひ「え、なにそれ、強っw」
ぜ「にwくwしょwくw」
さ「まあその足跡つけられてるのがカイジさんなんだけどもw」
ぜ「でましたーw」
ひ「美心さんktkrwww」
さ「なんかもう肉食とか通り越して可愛いよなw」
ぜ「わかるわかる、要はカイジさんが大好きなんだ」
ひ「なんでカイジさんはくっついちゃわないんだろうねー」
さ「ほんと!あんなにカイジさんなんかのこと追っかけてくれる人いないって!
知ってっか?あの人バレンタインにショコラシフォンケーキワンホール自分で焼いてプレゼントしたんだぜ!」
ひ「すげー!」
ぜ「ハハ、さすが!」
さ「オレがポロポロもらったショボいチロルチョコ妬むくらいならもらっときゃいいのにw」
ひ「妬んでたんだwもらえなかったんだwwまあオレも似たようなもんだけどさ」
さ「だよな〜。いいよな宇海先輩はモテモテでよ〜」
ぜ「ハハハ、そんなことないよ…!(ニコッ)」
ひ「クラスの女子に教えてやりたいよ、こいつの黒い言動」
さ「(いや…それを踏まえて宇海のファンなんだぜあいつら…)」←女子の零×涯を読んだ人
ぜ「でも自分の勝手でグイグイ押し付けられたチョコなんて興味ないかな」
さ「どうせアレだろ、恥ずかしがって宇海の下駄箱にこっそり慎ましい小包を入れとくんだけど
自分の名前書くの忘れちゃうような子がいいんだろ!夢小説もいい加減にしろ!!」
ひ「wwwさはらwww落ち着いてwww」
ぜ「ははは、最近は計算づくの肉食獣がそういう草食系小動物のフリしてそういうシナリオで攻めてくるから怖いよね!」
ひ「お前もうそういうキャラでいきなよ」
さ「それがいい。そうしよう。
今度から宇海は『ドS腹黒優等生、学年首席のモテ男子と生徒会室で…!』の方向で行こう」
ひ「なんかそれ方向よくわかんないしなんか聞いたことあるフレーズだし!!」
ぜ「それこの間冷やかしで登録した乙女ゲーのタイトルまんまじゃん!」
さ「『隣の席になったのはバスケ部の食わせ者、チャラいかと思いきやいきなり真面目な顔されて…!?』はオレに任せろ」
ひ「そこまで正確に把握してるってお前タチ悪っ!」
さ「彼を知り己を知ればって言うじゃないよ」
ぜ「百戦危うからず?まさかの孫子w誰と戦ってんだよw」
さ「そういうひろだってわかってんだろ自分のポジションぐらい」
ひ「…『いつも真面目でかわいい彼だけど、放課後の誰もいない教室で私の腕を掴む彼の力は強いオトコのもので…』」
さ「だあー!!やりゃできんじゃん!!!」
ぜ「ひろならできると信じてたよ!!あっはは!!」
ひ「うるせーなーしょうがないじゃん!この間オレの本見ちゃったんだもん」
ぜ「本?本て…」
さ「その…女子のそういう本?」
ひ「そうだよ。まさかそんな風に見られてたとはね…」
さ「そうか、ひろも大人になったんだな。
それは一部の人間なら誰もが通る道だ」
ぜ「ほんとほんと、まだいいじゃない!オレなんか18禁のまであったよww」
「「アカーーーーーーーーーン!!」」
ぜ「あっはは!!しかも相手が5年の板倉だって!ぷぷっ」
「「アカーーーーーーーーーーーーーーーン!!wwww」」
ひ「怖いなソレ!オレまだ年齢制限かかってなくてよかったーw」
さ「R18モノはキツいよなw」
ぜ「アカギとカイジさんのがやたら多いよなー」
ひ「あ〜だろうね、(カイジさんは知らないけどアカギは)派手だもん」
さ「あと平井先生と森田さんのな」
ぜ「ああ多い多い!先生まで巻き込むって…どんな文化だよなw」
さ「そうそうwてかアカギとなまえちゃんのも流行ってるよな〜」
ひ「え!そうなんだ!ってかお前の流行キャッチの幅の広さにびっくりだよ」
ぜ「あ、それオレも見たことある。ていうか今あるけど見る?確かに4年の名物コンビだよな」
ひ「確かにーってえええええ!!??」
さ「えー見る見る!!見し見し!!」
ひ「ていうか何で持ってんだよ!!?」
ぜ「なんか教室移動のある授業のあとオレの机に忘れられててさーえーっと(ゴソゴゾ)」
さ「いいなーオレもオレとなまえちゃんの本書いてほしー」
ひ「じゃあ頼んで見ればw『オレと先生の本書いて』ってw」
ぜ「『もちろん!佐原君が攻めでいいのね?年上受け萌えー!』ww
ああこれこれ、はいどうぞ」
ひ「これは…表紙からして衝撃的なんですけど…」
さ「(ペラ…)『なあなまえセンセ…こっち向きなよ…』」
ぜ「『あ、アカギ…やだ…』」
さ「『クク…顔真っ赤じゃない。生徒相手に期待してんの…?』」
ぜ「『う、うるさい…放せよっ…!』」
ひ「やめてえーーー!!!!」
「「あははははは!!」」
なまえ「なになにーなに読んでんの?」
「「「ギャアアアアアアアアアア!!!!」」」
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