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異次元の狙撃手4

二人と別れ、車で警察まで向かっている最中。

携帯が鳴り、目暮警部やら佐藤刑事かと思って画面をチラ見すれば『ジョディ先生』と表示されていた。

FBIからもう連絡来たか…と本日何度目かの車を脇に寄せて停車し、電話に出る。

「もしもし?」

『Hi!Miss,Treasure!』

「それ恥ずかしいからやめてくださいってば!」

『アハハごめんなさい!
美織さんに協力を頼みたくってね』

「…ふぅん?それって例の狙撃のこと?」

『あら、耳が早いわね。
そうよ。今回の敵は「SEALs」』

「!…マジ?」

そこから車を近くのパーキングに駐車し、ジョディ先生達FBIの車と合流し、新一と真純ちゃんを追跡してやつを追い詰めた。

銃声と何かが倒れる音がして車を加速させれば倒れた真純ちゃんのバイクに真純ちゃん本人、彼女に声をかける新一と銃を構えた犯人。

こちらに気づいた犯人は黒塗りの車を撃つ。
が、撃たれるくらいは日常茶飯事のFBIには通用しない。
二人を通過する時、キャメルさんが車を飛び降り、真純ちゃんと新一の盾になった。

「!キャメルさん!」

なおも犯人はキャメルさんを撃つが、車に追い詰められ自身の逃走車の方へ走る。
横ではジェイムズさんがカメラを構えて前を見据える。
そこでようやくジョディ先生が車を降りた。

私が相手よ、かかってきなさい!

と英語で言いつつも撃つ手を止めない。
まぁ、相手は外人なのだから、英語の方が伝わるというもの。

そのうち、逃走車が爆発し、犯人が海へ吹き飛んだ。

「そうだ…もう大丈夫そうね…
私はコナンと真純ちゃんの方に行きますね」

「ああ」

ジェイムズさんに許可を取り、二人とキャメルさんのいる方へ走る。

「コナン!真純ちゃん!大丈夫!?」

真純ちゃんは確か撃たれていたはずた。
怪我がなければ、と見てみれば撃たれたのはヘルメットで体は無傷。
キャメルさんは撃たれはしたものの、防弾ジョッキを着ていたためにこちらも無傷。

ふっと安堵の息を吐いた。
彼らとジョディ先生、ジェイムズさんの元へ戻る。

「確保は難しいだろうな。SEALsにとって海は庭のようなものだ」

とキャメルさんの言葉に、真純ちゃんはシールズ…と驚いた。

*

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