こねた | ナノ


枯れて落ちる(青黄/パロ)


「オレ、青峰っちに依存してると思う?」
「唐突ですね」
「ふと思っちゃって。ほら、オレとあの人ってレベルが一緒でしょ」
「今のところは、ですが」
「赤司っちが言ってたじゃないスか。レベルが近ければ近いほど、依存しやすいって」
「…」
「気付けばあの人のこと見てて、考えてて。訓練がたまたま一緒だったら一緒に訓練したいし、手合せだってしてほしいし、それだけじゃなくてご飯も一緒に食べたいって思うようになった。どう思う?」
「…黄瀬くん、それは」

黒子は口を噤んだ。それは、依存ではなくて、恋ではないでしょうか、なんて。黄瀬の感情はそんな綺麗な名前に彩られても良いものなのだろうか。そしてそれを彼に伝えても、良いものなのだろうか。

一瞬の迷いの結果、黒子は何も言わなかった。
黄瀬は溜息を吐いて、笑う。綺麗な形で、笑う。

「黒子っちの言ってくれようとしてること、なんとなくだけど、わかったような気がしたっス」
「…すみません、何も言えなくて」
「ううん。オレ、このあと任務だから」

それじゃあね、と手を振って消えていく彼の笑顔が、暫く見られなくなることは。
この時点では誰も、想像もしていなかった。



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謎のパロディもの。パロディは設定作れば作るほど書きにくくなるのでとりあえず殴り書きです。設定としては、

・キセキが全員同じ軍隊に所属
・軍隊は「攻撃手(アタッカー)」、「守備手(ディフェンダー)」、「狙撃手(スナイパー)」、「補助手(サポーター)」というチームに分けられており、その中でそれぞれレベル(階級)分けがされている。
・兵士同士でチームを作って活動することもある。

的な。取り敢えずライバル的関係にある青黄が馬鹿やったり気まずくなったり守ったり守られたりするお話が書きたいです。(多分無理)

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2013/08/28 01:13

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