臣花@冥王星 さんのイメージでSSを書いてみる。

「だって、あなたが悪いんじゃない」

君はそう言いながら、銀の食器を静かに扱いながら、上品でいながら大胆にぐさりと肉を突き刺し、それを口に運ぶ。
「だけど」と僕が口を挟もうとすると、それをぴしゃりと遮った。

「私はあなたを愛しているんだもの、何をやったって仕様がないわ。そう、仕様がないないのよ」

まるで自分を言い聞かせているような口ぶりだが、こうなってしまってはもう僕の口の挟む余地などなくなってしまっている。

「さあ、これで最後ね。やっとあなたは、私しかいない場所に辿り着けるの」

仕方がない、と観念を決めた。軽く熱を通されただけのピンク色の僕は、数分も経たぬ内に彼女の口へと運ばれた。


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