ある人食いの話




※Marchen発売前作品








 僕の話を聞きたいのなら、どうか最後まで耳を澄ませていて欲しい。
 そして決して話の真意を尋ねないで欲しい。それは本当なのかと声を荒げるような真似は、どうか。
 かつてこの忠告を聞かず、僕を法螺吹きと罵った男がいた。事の経緯は忘れてしまったが、証拠を見せろ、根拠のない妄言は真っ平だと騒いでいたのは覚えている。何も講義をする為に話す訳ではない。僕が語るのはあくまで《童話》で、裏づけを期待されても困るんだ。
 例えば君は、伝説と童話の違いを知っているだろうか?
 有名な話でハーメルンの笛吹き男がある。音楽を奏でる事で生き物を操る事ができる男。厄介な鼠を笛の音で誘い出し、川に沈めて溺死させた男。知っているね。
 町人達が鼠退治の報酬を出し渋ると、その報復として彼は子供達を一人残らず連れ去ってしまう。男が小路で笛を吹き鳴らせば、家々から大勢の少年少女が走り出てくる。彼らは母親達の必死の懇願を振り払い、まるで祝祭のパレードに加わるように晴れやかに男の後を付いていく。幸せそうに、楽しみに顔を輝かせて。そして山に辿り着いた途端、男もろとも消え失せた――。
 今では童話と銘打たれているが、本来ならこの話は伝説に分類される。例え後世、どんな可愛らしい絵本に描かれる事があろうとも、これは13世紀のドイツで130人もの子供達が忽然と失踪した異常な事実を基にして作られた話なのだから。ハーメルンでは今でも子供達が通った道は舞踊禁止通りと呼ばれ、悲しみの爪痕を残している。
 このように何らかの歴史的事実を核として形成されたものを伝説と呼ぶのだ。この時代、この場所で、この人物が――それぞれの記述が真実を孕むものを。13世紀に、ハーメルンで、笛吹き男と子供達が、と。口伝えで広がっていくうちにフィクションの要素がいくら入ってこようと、基になった悲劇は消えはしない。
 それは伝説が負った役割。彼らは時の娘であり、歴史の息子。結びつきは永遠だ。
 しかし《童話》は彼らの親族であっても、直系の血筋には連ならない。
 昔々、ある所に――おそらく君も聞きなれたフレーズだろう。幼い子供に母親が唱える昔話には、前置きとしてこの言葉が付いてきたはずだ。念を押すように執拗に。これから始まる話はどこの誰の物語なのか分からないのだと、語る責任を放棄して。例えどんな悲しい話だろうと眠りに落ちる子供の胸を傷つける事がないように。
 そう。僕が《童話》と銘打った以上、何を語ろうと束縛された歴史からは自由だ。ましてや真実など程遠い。
 ある時代に、ある場所で、ある人物が――そう始めて何の問題がある?法螺吹きとストーリーテラーに何の違いが?
 最良の童話に嘘と真実を見極める必要などないのだ。僕は狼少年でもシェイクスピアでも構わない。ヘンゼルとグレーテルが実在するのかどうか、知る必要もない。欲しいのは夜を潰す娯楽性と子供を驚かす教訓、それだけだ。
 分かってもらえたかな。
 では……君が先程から気にしている井戸の話でもしよう。
 見てごらん。随分古く、いかめしい井戸だ。触ってみれば石の表面は砂っぽく、指先でざらざらと零れていく。年月に浸食され、既に使う人間がいない証だ。地面から伸びる蔦が石の上を這っているのが見える。
 この薔薇はどこから種を運んできたのだろうね。もはや誰の目も楽しませる事がない薔薇。支えを求めるように井戸に絡み付いている薔薇。周囲に広がる十字架よりも、彼らは悲劇に相応しい色をしている。
 さあ、次は中に目を向けて。丸い入り口を覗き込めば、凝縮した闇が君の視界を塗り潰すだろう。真っ暗で、底が見えない。しかしよくよく目を凝らせば、ぬらりと蠢くものが見えるはずだ――まだ水が溜まっているのだから。
 この井戸が使われていたのは、それこそ昔の事。この森に太陽の金色が差し、下草を踏んで村人達が行き来していた古い時代だ。領主と魔女が地続きで生きていた頃、世界は今よりも混沌として美しかった。
 ではセオリーにならって、この言葉から始めるとしようか。
 昔々、ある所に――。








 小さな貧しい村があった。その村で唯一の井戸が枯れた時、当時の領主が人柱を使って水乞いをしたのが事の始まり。一番美しい娘を殺し、その死体を井戸の側に埋葬すると、翌日から再び水が湧き出た。それ以来、その村では深刻な干ばつに襲われると井戸の周囲に人を埋めるようになったのだ。
 十字架が立ち、十字架が立ち、十字架が立つ。
 十年に一本程度の速度だとしても、百年経てば十本に、二百年経てば二十本に増えていく。そうしているうち、生贄でなくても死人が出れば井戸の周りに埋葬するようになった。神の祭壇に羊を捧げるような感覚だっただろう。傍らには鎮魂の塔が造られ、そこに墓守が住み着き、おかげで世にも奇妙な墓地の井戸ができあがった。
 さて、そのくらい十字架が増えると不吉な噂も立つ。夜中になると井戸の底から人の声が聞こえるだとか、森の狼達が墓地を掘り返して死体を喰らっていくだとか、そうした暗い話題が人々の間で囁かれるようになり、いつしかそれは《人食い井戸》と呼ばれて恐れられるようになった。既に時は何世紀も過ぎている。その頃には村も格段に豊かになり、若く賢い領主が地下水を調べて広場に新しい井戸を作りあげたので、この古い《人食い井戸》の存在は次第に忌み嫌われ、忘れられるようになっていたのだ。
 煉瓦は古び、ぼろぼろに。つるべ落としは壊れ、なくなった。鎮魂の塔からも墓守は消え、遠くへ去った。
 しかし長い間、何人もの生贄を受け取ったせいだろう。この《人食い井戸》は徐々に物を想うようになっていたのだ。人間のようにね。
 我は何か?
 我の何故ここに在り続けるのか?
《人食い井戸》は考える。周囲の十字架達も執拗に囁いてくる。彼らはかつて捧げられた生贄達で、夜毎、人の姿を取って踊るようになっていた。
 貴方は私達の主、私達の命そのもの。どうか恵みを永久に、と。
 しかし、使う者がいなくなった井戸が何の役に立つ?
《井戸》は自らの存在に飽いた。鳥の糞が落とされ、木の葉が水面を覆う濁った水に、彼は存在の意義を課す事を止めたのだ。もはや自分は死者の墓標で構わない。この十字架の土を潤す為に水を蓄え、彼らを偲ぶ花でも育てよう、と。
 村は次第に大きくなった。集落が外へ外へと広がるに従い《人食い井戸》は村の外れへと押しやられ、遂に森と一体化した。墓地として使われる他、夏に子供が肝試しにやってくるだけの存在に成り下がり、幾つもの太陽が生まれ、幾つもの月が死んでいった。
 だがある時、一組の母子が鎮魂の塔に住み着いた事で《井戸》は再び己の役目を思い出す。
 彼らは放浪の民だった。しかし確かな墓地の住人となり、母親は雑草の蔓延った下草を取り払って薬草を植え、井戸水に溜まる腐った落ち葉を掻き出した。盲目の息子は桶を持ち、よたよたと毎朝水を汲むようになった。不吉な場所に住むものだと村人達からは倦厭されたが、彼らは賢く、迷信には動かされなかった。
 さあ、その時の《人食い井戸》の歓喜ときたら!
 自分はこの為にあったのだ。人間の喉を潤し、土を肥やし、世界を豊かにする為に。
 嗚呼、森の賢女に恩恵を!無垢な息子に祝福を!
 持てる限りの力を使って《井戸》は母子に報いる事にする。彼が育てる薬草は母親の研究を助け、彼が与える澄んだ水は閉じきった息子の瞳を明るくし、やがて光で満たした。《人食い井戸》の力は死人の力でもあったので、息子の体は強すぎる太陽と相容れないものになってしまったのだが――まあ、贅沢は言えまい。
 母親は不思議がったが、輝く赤い瞳で世界を眺め、自分達の顔立ちに似た部分を探す無邪気な息子の笑顔を前に、悩む事を止めた。村人の目を誤魔化す為だろう。彼女は息子を連れて一時旅に出たが、三年もすると再びこの地に戻ってきた。息子は小さな友人を得、常に人形を持って森を出歩くようになり、以前よりも軽がると水汲みをこなすようになる。
 この成り行きに《人食い井戸》は大いに満足した。本来の役割を取り戻した上、この住人達と上手くやっていける確信があったのだ。十字架達も喜び勇み、夏至の夜に主人の末永い幸福を祈って踊り狂う――。
 しかし、終わらない物語はない。この話も半ばを過ぎた。君だってそろそろ新しい展開を聞きたいはずだろう。
 鎮魂の塔に住み着いた母親は、賢女として様々な人間の病を治す事ができたが、同時に恨みを買う事も多かった。何故あの家の子は助かり、うちの子を死なせるのか、と逆恨みされる。また村で謎の奇病が流行れば、傷を癒せるのなら殺す力もあるではないかと疑いの目が向けられる。
 どの出来事が発端だったのか、それは君の想像に任せよう。ともかく母親はいつしか賢女ではなく、魔女と呼ばれるようになった。
 鎮魂の塔にならず者が押し入り、母親が異端審問に連れて行かれたのはその結果に当たる。そして塔から突き飛ばされた息子は、あろう事か《井戸》の深い深い水の中で溺れ死んでいったのだ。
 何たる不幸!
 何たる屈辱!
《人食い井戸》は怒り狂った。一度は助けた子供を己の腹で死なせてしまうとは、どんなに嘆いても嘆き足りない。自分の存在に再び意義を与えてくれた母子が、こうも呆気なく奪われてしまうとは!
 一方、奈落に続くような深い闇の中で溺れる少年は何を見るだろう。両手で宙を掻いて重力に抗っても、遠ざかる世界を掴む術はない。例えば夢占いならば、井戸とは生命の根源と人の無意識を表わすと言う。そこに落ちていく少年は、つまり抑圧されていた己の暗い衝動に溺れてしまうのでは?
 まして少年はこれまで無垢でありすぎた。死ぬ直前に世界の裏側を知ったとしても、それを形にする時間は残されていない。遅すぎる神への恨みが彼の上を駆け巡った。
 だが冷たくなった少年の体は《井戸》に留まり続ける。皮膚が紫に膨れ上がり醜い姿になっても、深淵の中で少年のちっぽけな暗い感情は無意識の殻から引きずり出され、はっきりとした形を取った。《人食い井戸》は少年の体を大事に包み、それを読み取る。
 また、彼が手にしていた小さな人形。持ち主の少女が抱いていた「少年の側にいたい」と言う微笑ましい願いさえ《井戸》の中では増幅し、一つの人格を持ち始めた。
 物には想いが宿りやすい。ましてや器が人の形を真似た物ならば。宿る想いが強くあればあるだけ、特に。
 そして《人食い井戸》は動き始めた人形を見て、同じ事が自分にもできるのではないか、と思ったのだ――。
《井戸》は少年の口から水を注ぎ、消えゆく焔を青白い水に入れ替える。魂の抜けた少年の器に、本来なら魂を持つはずではなかった無機物の意志が入り込んだ。昔殺された十字架達の意識もそれを助け、水は原始の海のように混沌となる。
 ……陳腐で、魔術的な話だね。
 少年と一体化しながら《人食い井戸》はこの新しい方法に歓喜していた。自分の中で別の存在が生まれようとしている奇跡を、もっと深く味わいたくなったのさ。それは神に匹敵する創造と、果てない繁殖の快楽だ。
《井戸》は情欲と衝動に動かされるまま行動し続ける。増える為に、また愛する母子を奪った復讐の為に。水に落ちてきた鼠の病原菌を使い、彼は地下水を通じて村の広場の――それこそ数世紀前の領主が作った別の井戸へ――ばら撒いた。おかげで村の人間はあっという間に病に倒れた。
 再び墓地には人が埋められるようになる。掘っても掘っても場所が足りない。古い遺骨は掘り起こされ、何人もの死体がケーキのように積み重ねられていった。そのたびに薔薇の花は赤く鮮やかになり、《井戸》もまた力を持つようになった。文字通りの人食いになった彼は、更に先を求めて村人を殺し続けた。
 村の人口が半分にまで減った頃だろうか――ようやく、少年の死体と《井戸》の意志は一つの形にまとまった。
 ある月夜の晩、ぬらりと闇の深淵から湧き出たもの。多くの人間の命を吸ったせいか青年と呼べる年齢にまで成長を遂げていた、それ。
 人形は喜び、恋しい青年の腕に擦り寄った。十字架達は久方ぶりのダンスで新しい主人の誕生を祝った。青年は《井戸》と少年の自我を幾らか受け継いでいたが、まあ、生まれたての別人だったと言っていい。
 しかし彼の体は細い鎖でこの土地に縛り付けられていた。元の存在が井戸なのだから、動けないのは当たり前かもしれない。無理に断ち切る事はできたかもしれないが、青年はそれを選ばなかった。彼はしばらくこの滅び行く村を見守る事に決め、時を待ったのだ。
 黒き死。男も女も脇が腫れ、腹が膨れ、血を吐きながらばたばたと倒れていく。鼠も水も彼の従者だ。狂乱は鎮まる事を知らない。猛威を振るって暴れまわる。
 その壮観な光景。まるで音楽のように響き渡る絶叫と、世界の終わり。
 やがて村人が残らず死に絶え、腐臭を巻き散らかしながら最後の死体が骨に変わると、青年を縛っていた鎖も壊れて宙を舞った。《井戸》だった頃に執着していた村人を食い尽くし、《少年》だった頃に愛していた母親も火刑に処され、この土地に留まる理由がなくなったせいだろう。
 呪縛は解かれ、彼は地上に降り――そして今、井戸だけが残っている。
 この土地は呪われてしまった。君が歩いてきた苔の道も、咲いている薔薇も、全てはその名残でしかない。果たしてこの場所は今も地図に載っているんだろうか。それとも単なる森の一部として数えられているんだろうか。住む者もおらず、獣でさえ病んだ空気を感じ取って逃げ出す始末なのに、それでもここに辿り着いた勇気は賞賛に値する。それともやはり君もイドに呼ばれたのだろうか?
 だが、エリーザベト。
 これで分かったろう。ここには誰もいない。こんな場所にまで墓参りに来てくれたのは嬉しいが、君が愛した少年はもうどこかに消えてしまった。
 彼の目や髪の色を覚えているかな。触ってみるといい――ほら、もうどこにも残っていない。
 この童話の教訓は一つだけだ。取り返しの付かない事が世界には沢山あると言う事。だから、もう泣かないでくれ。君がどんなに泣いても今の僕にはよく聞こえない。聞こえるのは死者の歌。冷たい土と水の音、鼠の鳴き声だけ。君の涙を拭う暖かい手も持っていない。
 エリーザベト。美しい人。どうか泣かないで。
 かつて僕達は夜だけを生きた。月の中で君を迎え、星の中で君の髪を花で飾った。語る事は山ほどあって、時折訪れる沈黙さえ、親密さを深めるようで怖くはなかったね。あの頃の無垢な少年は消えてしまっても、それは君の中にだけ残っている僕の良心だ。
 さあ、そろそろお別れをしよう。君の旦那様が馬車を引いて通りをやってくる気配がする。政治の道具とは言え、婚姻は神に祝福された事柄だ。僕と一緒に彷徨うよりも幸せになれる可能性はずっと高い。家に帰って何もかも忘れるんだ。
 ――駄々を捏ねないで、エリーザベト。せっかく自由になったのに過去に囚われては駄目だ。さあ、早く行ってくれ。 僕を化け物と呼ばずにいてくれて有り難う。もう君は一人で羽ばたける。




* * * * * *




 泣き崩れた娘を乗せて馬車は森の向こうへと去っていく。砂利を踏み、ギャアギャアと烏を舞い上がらせる道の両側には、来客を送り出す使用人のように数え切れないほどの十字架が整然と立ち並んでいた。宵の光を受けて青白く浮かび上がる地面には轍の痕が付き、久々に踏まれた下草の瑞々しい匂いが漂っている。
 光の宿らない漂白の瞳。あるいは溺死した皮膚の色。端正な相貌に不似合いな色彩で、一人の青年が古井戸に腰掛け馬車を見送っていた。
 彼は伸ばした両手を重ね、組んだ足の上へと乗せている。別れを憂うと表現するよりはどこか空虚な静寂で、過ぎ行く時を噛み締めているようだった。
「……出ておいで、エリーゼ。隠れんぼかい」
 ふと彼の唇が動く。呼び掛けに応え、井戸の底から艶やかな漆黒の衣装に身を包んだ人形が浮き上がった。小ぶりな胴体やぎこちない表情は確かに作り物めいていたが、煉瓦に捕まる両手は奇妙に滑らかだ。
『ふん、私がいない方が都合が良かったくせに。慰めてなんてあげないわよ。あの子の身代わりなんで御免だもの』
 甲高い声が不機嫌に唱える。つんと唇を尖らせる様子に構う事なく、青年は人形を抱き上げて己の膝に乗せた。ベルベットのドレスが滑らかに広がり、彼は吐息だけで微笑む。
「不思議と君は、ちっとも彼女に似ていない。それが僕の救いかもしれないが」
『……何それ。誉めてるの、貶してるの?』
「可愛いエリーゼ。本気で言っているとしたら愚かな事だ。僕が君を貶すなんて天と地がひっくり返っても在り得ない」
 青年はゆるりと手を動かし、長い指先で彼女の髪を梳く。人形は満更でもなさそうに喉を反らした。
『馬鹿は貴方も同じよ。寝取られた女の前に、わざわざ姿を見せなくても良かったのに』
「……随分な言い草だね。君の元御主人様なんだが、忘れてしまったのかな」
『関係ないわ。私は貴方しか見えないの。それに砕けた初恋なんて惨めなだけじゃない』
「そうだね――」
 青年は睫毛を伏せる。消えてしまった何かを眠らせるように。
「初恋か。もう忘れるべきなんだろう。僕も、メルツも」
 ざっと音を立てた森の風が彼の語尾を弱まらせた。全てが仮初めだと暴き立てるような強さで、風は薔薇の花弁を毟り取る。古井戸も虚ろな音を鳴らし、たちまち彼らの周囲は夜の闇に閉ざされた――。
 この地で何が起こったとしても、悲劇で切り裂かれた物語はただの傍観者に成り果てる他ない。
 そして異端の歴史だけが残り、全ての想いは葬り去られるのだ。かつてこの地で人が死に、誰かが誰かを愛した、その終焉だけを記したまま。





END.
(2010.12.10)

いやもう本当Marchenが発売するまでイドは書くつもりはなかったんですが、メルヒェン×エリーザベトに萌えて萌えて、最後の最後で悪あがきをしてしまいました。アルバムが発売したらわんさか矛盾が出てくるんでしょうね。今のうちにチューくらいさせとけば良かった。
メルの口調が分からなかったんですが、今回は根暗なロマンチストのイメージで。さらっと気障な事を言いそうな気がする。根暗に。


TopMainMarchen




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -