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【Conversations of a man ―ある男の会話―】
I wish so. There are demons coming down from the North.
Everyone scared and run away. I first really weak demons were heading south.
I'm recently even in strong creatures of little strength, away to the South. This guy I know bad things happen.
EH? You know such a thing, why do it? It is saying my intuition is that of being.
I don't gotta live to date.It's come to a nasty feeling. Oh, you don't know?
From now on, with even stronger monsters escape from him.
That doesn't mean safe, go to the North of town.
From the North of town, especially damage increases.
I'm fled wherever we played rather well what I want to say is no safe place to humans.
I'm not decay with home growing as if it's also a good thing.
Why youngsters go where.
Oh, silly me and massaged it. And Oh, my pain. But well, and know him.
Do you in another it?
――――――――
年の瀬もいよいよ迫るこの時期になると、ギルクォードもどこか慌ただしい。
それでも、相変わらずオボロの喫茶店は、客足は少なかった。閑古鳥の鳴いている店内で、
オボロは照明の一つ一つを、丁寧に磨いている。彼が立つ木組みの脚立を、ティナは両手でしっかりと支えていた。
やがて、大きな吐息と一緒に、オボロは満足そうに磨き上げた照明を見る。
「普段、あまり掃除しない所だからなあ。真っ黒だ」
埃が大量に取れてしまった雑巾を見ながら、オボロが苦笑した。
「オボロ。オボロは、ずっと、ギルクォード、いる、ですの?」
「うん、僕はこの町以外知らないままだよ。知らないまま、此処で死んだ……
ああ、いや。死ぬんだよ。そこは、ティナちゃんと、一緒だね」
「でも、ティナ、このあいだ、ウィットエッジ、いった、ですのよ」
そう言うティナに、オボロは「うんうん」と頷いた。
「本当は、ディックやリア坊のように、町の外に出てみたかったんだろうなあ。
若い頃はね」
「オボロ、でなかった、ですの?」
汚れた雑巾を、バケツで濯ぎながら尋ねるティナに、オボロは頷いた。
「臆病者だからね」
「オボロ、まもの、こわい、ですの?」
「そりゃあ怖いよ。ディックには内緒だけど、シェリーだって怖いんだよ」
声を潜めてそう言ったオボロに、ティナは固く絞った雑巾を渡す。
それを受け取って、オボロは隣の照明の笠を拭き始めた。埃が舞い落ちる。
「だから、イェーガーが二人を連れて来たときは、皆驚いたと思うよ」
その言葉に、ティナは小首を傾げた。
「ディック、シェリー、ここ、ずっといる、ちがう、ですの?」
「うん。二人はね……うん。六年前に、ギルクォードにやってきたんだ。その頃は、この辺も魔物がわんさかいてね。
最近は、滅多に魔物が来ることがないから、平和ボケしてるけど、その頃は本当酷かったんだから」
当時を思い出したのか、オボロは懐かしそうに目を細めた。
「ディックが此処に落ち着いてくれたお陰で、
こうして、のんびり仕事が出来るんだから、皆ディックには感謝しているだろうね」
そう言いながら、止めていた手を動かした。
「そうだ、ティナちゃん。今日は行商人が来ているから、後で何か買いに行こうか」
「おかいもの!」
「そう、お買い物!」
にっこり笑って肯定すると、ティナが喜び、勢い良く両手を離した為、
オボロはバランスを崩し、危うく脚立から落ちそうになった。
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