23歳はアパートで一人暮らし
休日はお昼を過ぎても起きなくて
部屋のすみっこで小さな音でギター鳴らすんだ
あーきっとあいつ俺のこと好きだなどーしよーもねーなめんどくせーな
って そんなだったかな

あのこのすきな甘い恋のうたも
染みついたままの煙草のにおいも
いいんだ全部どうだって
どうしてきみがいない
どうして ばかみたいに忘れられない

もっと簡単に会いたいとか言えちゃって
やっぱり気だるそうにそれでも来てくれてさ
なんだかんだで笑いあうんだ
おいしい居酒屋さんの帰りにどこかで覚えた甘ったるいキスをかわすの
そんな夢のままでいい

「ずっと世界はきみのものだ。わたし、賛美歌しか歌えない」

きみに好かれたいだけのごみかすな人生だった
きっといつまでも子供なんでしょうと
いいんだ もう それでも
どうしてきみがいない、
どうして ばかみたいに忘れられない。

ずっと叶わない夢をみてる
失って でも結局 それがすべて
テレキャスター Am 時計の針「さよなら。」
ねえ先生 わたしは、





(2015.08)







  

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