It is me.


気の狂った子供が 震える手で食べるアイス
まるでサイズの合わない腕時計と
温くなったペットボトルの水

裏切られるのが怖いから
知ったふうな口をきく
“ずっと忘れない”なんていうのは、綺麗に生み出された嘘ね。

気の狂った子供が 世界平和を口ずさむ
うまく嫌いになれるかな いらないから
わたしの世界には君だけでいい、

裏切られるのが怖いから
知ったふうな口をきく
出会えたことが奇跡なら、失ったことはなんて言えばいいの?

気の狂った子供が 朝焼けの風をきって走る
どうせ届きやしないとわかっているんだ
それでもどうして 会いたい

会いたい、

信じてみたいの 怖いから
君の喋る言葉 全部
わたしにとってその声さえ 宝物以外の何でもない

君が笑えば世界はどうでもよくなって、

〔嘘を吐いて 嘲笑って
 君の涙は甘かった
 手に入らないから傷付けた
 わたしの罪はどれくらい?〕







(2008.10)







  


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