注意書き(必読)
※注意※


・この長編は道場破り時代の幼少高杉晋助相手の名前変換小説です。
・前作『夜明け前に逢いましょう』の続編です。
・銀魂五十八巻で描かれた過去篇に沿って展開しますが、一部意図的に原作キャラクターの言動を改変しています。
・違法薬物・いじめ・暴力・流血・殺人・戦争・自殺等の犯罪描写や残酷描写が多々あります。
・それらの犯罪・残酷描写の加害者もしくは被害者がヒロインや原作キャラクターである場合があります。
・原作に登場しないオリジナルキャラクターが多数登場します。
・原作キャラクターの家族や過去を捏造しています。
・ヒロインの人間関係や過去を詳しく描写しています。
・その他、原作にて明記されていない設定が多々登場します。


 以上のことをご了承いただけるよう、ご協力よろしくお願いいたします。なお、こちらの注意書きは不定期に変更されますので、定期的に目を通していただけたら幸いです。

 以下、前作に引き続き今作も登場するキャラクターの人物紹介です。必読ではありませんので、よろしければ前作の設定振り返りにお使いください。



井上みやび
 このシリーズのヒロイン、十歳。長州藩の藩医の娘として萩の城下町で生まれ育つ。実母とは七歳の時に死別していて、二年前からは義母と義弟との四人暮らしだった。
 父平蔵が家老一家を毒殺した罪に問われ、彼の無実を証明するために高杉や桂と共に奔走するが、逆に父が藩のために依頼されて人を殺したという真実に辿り着いてしまう。
 みやびや高杉の説得により、平蔵と共に秘密裏に藩を抜けることができるはずだったが、その直前で役人に捕まってしまい父親と死別することになってしまった。
 前作最終回では、自ら命を絶とうとしたところを高杉に止められている。

高杉晋助
 このシリーズの主人公、十一歳。長州藩の下級武士である高杉家の長男。父親の大忠太とは元から折り合いが悪く、母とは二歳の時に死別している。
 十歳になったばかりの頃に痘瘡という難病を患い、その際に平蔵と女医の楠本に命を助けられる。その恩返しとしてみやびと許嫁になることを受け入れるが、彼女の人となりを知るうちにやがて人として異性として惹かれていく。
 藩政に翻弄されて親友である平蔵の首を斬った大忠太に失望し、現在では完全に袂を分かつ。

桂小太郎
 高杉と同門でみやびの友人、十一歳。没落武家である桂家の当主で、死別した両親と祖母に代わり桂家の再興を目指す。
 高杉を講武館の授業に出させるために付きまとっていたところ、高杉を狙う攘夷浪士たちとの刃傷沙汰に巻き込まれて高杉やみやびとの仲を深める。
 目の前で役人に捕まってしまった平蔵に涙し、翌日晒し首にされた彼に花束を供え弔った。

坂田銀時
 前作では最終回でのみ登場。師である松陽と共に流浪の旅をしていたが、彼に付き合って萩の城下町で定住することになる。

吉田松陽
 前作では最終回でのみ登場。弟子である銀時と共に流浪の旅をしていたが、萩の城下町を気に入って定住することを決める。

井上平蔵
 みやびの父親であり、故人。生前は長州藩の藩医を務める医師だった。
 四年前の攘夷戦争の際に数多の若い兵士を救えなかったトラウマから、多数の犠牲を出す攘夷という活動そのものに疑問を抱いていた。
 その攘夷浪士の生き残りたちが萩の町に火を放ち攘夷を行うと聞き、家老堀田に頼まれて同じく家老であり攘夷派の重鎮である上平とその家族を毒殺する。
 堀田との契約で、表向きには処刑されたとされ秘密裏に藩を抜ける予定だったが、攘夷派の他の家老たちに感づかれて捕まり、そのまま親友大忠太の手によって首を斬られた。

高杉大忠太
 晋助の父親であり、長州藩に仕える高杉家の当主。三十代後半。
 平蔵とは講武館時代からの幼馴染であり親友。四年前の攘夷戦争の際心に傷を負った平蔵に、この藩の未来を護ることを誓い、その約束を果たすためにしばし攘夷派と激しく対立してきた。
 平蔵が秘密裏に藩を脱出する直前で他の攘夷派家老たちに呼び出され、平蔵の首を差し出さなければ堀田高杉両名を家老殺しの共犯者として裁くと脅される。そして、政から自分たちが今追い出されるわけにはいかないと、平蔵に手を掛けてしまった。
 そのことから息子である晋助との間にあった亀裂は、より一層深いものになる。

堀田
 長州藩の五人いる家老の一人で、大忠太の上司。息子が二人いる。
 世襲により家老になったボンボン育ちだが、慎重派で四年前の攘夷戦争の際にも派兵には否定的だった。
 意見の合致から長らく大忠太や平蔵とは協力関係にあったが、平蔵から家老上平が擁する攘夷派が萩の町に火を放つと聞き、平蔵に上平暗殺を依頼する。
 平蔵が暗殺を引き受ける条件としてみやびの後見人を堀田に指名したため、現在みやびは堀田家で行儀見習いとして衣食住を保証されている。

堀田(兄)
 家老である堀田家当主の長男。高杉たちの四つ上で、弟がいる。
 生まれを鼻にかけるいじめっ子軍団のドンで、いつも多数の子分を従えてふんぞり返っている。媚びを売ってこない高杉や桂のことが気に食わない。
 みやびの義兄である弥七を使って上平家老に下剤を仕込む悪戯を画策したが、幸か不幸かその所為で毒殺事件の真相を知ることととなった。

楠本ヨネ
 時々長州藩の医学館に出入りしている、天人の医学に傾倒した女医。三十代半ば。
 およそ一年前に高杉が痘瘡に掛かり死の淵を彷徨った際、天人製の抗ウイルス剤を平蔵に提供した。
 四年前の攘夷戦争に軍医として参加し、その後天人の医学を学ぶために数年地球を離れていた。
 高杉のことを晋坊と呼ぶ。


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