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83 モモ/ミヒャエル・エンデ
準備不足にためプレゼンでぼこぼこにされる未来を待つ状態で師匠に薦められて、なんでこれを薦められたんだろうと思いながら読んでみた。時間と人との関わりについてのお話かな。人と話すことで自分の中から新たな発想がわき出ること、途方もない仕事も目の前にあることから片付ければ片付いているんだということ、そういったことを伝えたかったのかな、って思いつつも、それは先の展望がはっきりしたうえで途方もない状態にあるから目の前のことを片付ければいいのであって、この先行き不透明な状態ではなかなか難しいんやでってなったり。外界を遮断して引きこもりたいななんて考えている私に〈どこにもない家〉はまさに引きこもったあとの世界を提示してくれているような気がする。自分の中で時は進まないのに、外界は確実に動いてる。そんなの怖い。立ち止まってはいられないんだね…。


82 姑獲鳥の夏/京極夏彦
噂には聞きつつ分厚さに尻込みして中々手を出さなかったのだけれど、貸してくれるということで借りて読んで買った。キャラが立っていて楽しみつつ分厚さ相当の読み応えがありつつ、だがしかしミステリーには属さないだろうなっていう。


81 グラスホッパー/伊坂幸太郎
文庫本の表紙でずっと気になっていた。ので、手を出してみた。幻覚の世界が入り組んでいるので、イメージ的にはKOTOKOで映像化した方がいいような気がする。マリアビートルが関連本らしいので、せっかくなのでそっちも読みたいね。


80 魔性の子/小野不由美
「高里」になにがあったのかわかっていながら、なんとなくぞわぞわ怖いね…。短編で完結されて読んだら、ちょっと残るものがあるような気もする。


79 デュラララ!!×11/成田良悟
発売日に買っておきながら、文体が受け入れられずずっと放置していたのをやっと読む。以前までの話を大分忘れてしまいつつあるので、ヤバイなぁと思いながら、文章横の「、」に耐えながら読む…。あれ、要らないだろ、なにを強調してるの、異常性? 強調しなきゃいけないの…?




(2010.12.16〜)

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