僕は小さい時から目が悪くて、ずっとメガネをかけていた。
性格がこれのせいもあり、友達は本当に少なく、
強い男女にはよくいじめられていた。
だから僕はメガネが嫌いだった。
そして中学を卒業した時、僕はコンタクトに変えた。
メガネがないだけで明るく見えるし、
何より皆の反応が違った。
皆「メガネなんかよりコンタクトがいい」と言った。
いじめられる事は嘘みたいになくなった。
皆、メガネが嫌いなのかと考えた僕は、
もう二度とメガネはしない。
そう決心したのだ。
僕はなかなか声変わりしないし、背も低いし、顔も童顔だから、
よく女の子と間違われたりする。
それに僕はこれでも18歳だ。
でもこの前なんか、ナンパされた。
18歳の男が。
それは少し困る事だが、
いじめられるより全然いい。
そう思っていた。
そんなある日の事だった。
ドンッ
「いたっ。」
「あ。すいやせん。」
「‥‥‥あ‥‥えと‥‥‥‥その声は沖田さん‥‥‥です‥‥‥‥‥‥あれ?」
「悠貴?」
「‥‥‥‥‥こ、コンタクト!!」
「コンタクト?お前、コンタクトだったのかィ?」
「‥‥あ、いや‥‥‥なんでもな‥‥「こりゃ大変だ。今すぐ真撰組に来てくだせェ。弁償しやす。」‥‥‥あ、大丈夫です!ホント、コンタクトなんてしてな‥‥「ちょっと〜。沖田君ったら、うちの悠貴君に何してんの〜?」‥‥‥‥銀さん!」
「‥‥‥ちっ。」
「はいはい、悠貴は俺が連れて帰るから、隊長さんは見廻りの続きでもしてくださーい。」
「‥‥‥悠貴。今度、団子でも。」
「あ、はい。是非。」
「なっ‥‥!!」
「じゃあ。」
「はい、また‥‥‥‥‥‥って、銀さん?」
「‥‥‥悠貴、コンタクトしてたのか?」
「あ、いや‥‥‥。」
しまった
さっき落としてきたまんまだ‥‥‥。
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