「アントーニョぉおおお!!へぶしっ!」
またいつものようになまえが俺目がけて飛んできたので、打ち落としてやった。
「今日もキレのある動きですね!」
「ウザイ」
「誉め言葉」
本当に飽きないなぁ。
いつんなったらほかの男好きになんねやろ。
早くその時こないかなあ…。
「あぁん!もうアントーニョまじ好き!」
「消えてくれへん?頼むから」
「その蔑むような目たまらん」
「きもちわるい」
「素敵!!こんなに私のハートを鷲掴みにするなんて、罪なお方だこと!」
「もうやだこの子、めんどくさい」
「なんでもいいからパンツください!」
「帰りたい」
ホンマめんどくさい、帰りたい。
どこに行っても何故か先におるし、そうでない時はあっというまにやってきよるし。
次の日も、
「アントーニョさん、おはようございます。今日もいい天気ですね」
「雨降ってるで」
次の日も、
「アントーニョさん、ごきげんよう。結婚しない?」
「やだ」
その次の日も、
「ああ!もうガマンできない!!今日こそ襲う!襲うぞ!!へぼらっ!」
「邪魔やねん」
そしてその次の日も。
「アントーニョ、好き!」
「俺も、」
なまえが俺に抱きつこうと振り上げていた両腕をぱたりとおろして、口をパクパクさせた。鯉みたい。
「あ、ああわわわ…」
ぱたん。
なまえが倒れたのを確認して俺は踵を返した。
「さて、帰るか」
またいつものようになまえが俺目がけて飛んできたので、打ち落としてやった。
「今日もキレのある動きですね!」
「ウザイ」
「誉め言葉」
本当に飽きないなぁ。
いつんなったらほかの男好きになんねやろ。
早くその時こないかなあ…。
「あぁん!もうアントーニョまじ好き!」
「消えてくれへん?頼むから」
「その蔑むような目たまらん」
「きもちわるい」
「素敵!!こんなに私のハートを鷲掴みにするなんて、罪なお方だこと!」
「もうやだこの子、めんどくさい」
「なんでもいいからパンツください!」
「帰りたい」
ホンマめんどくさい、帰りたい。
どこに行っても何故か先におるし、そうでない時はあっというまにやってきよるし。
次の日も、
「アントーニョさん、おはようございます。今日もいい天気ですね」
「雨降ってるで」
次の日も、
「アントーニョさん、ごきげんよう。結婚しない?」
「やだ」
その次の日も、
「ああ!もうガマンできない!!今日こそ襲う!襲うぞ!!へぼらっ!」
「邪魔やねん」
そしてその次の日も。
「アントーニョ、好き!」
「俺も、」
なまえが俺に抱きつこうと振り上げていた両腕をぱたりとおろして、口をパクパクさせた。鯉みたい。
「あ、ああわわわ…」
ぱたん。
なまえが倒れたのを確認して俺は踵を返した。
「さて、帰るか」