消字力が良い、と同時に折れやすいことでも知られるモノ消しゴムを強化した製品が登場しました。2019年11月発売、塩ビ、日本製。
大小ほぼ同厚でコストダウンされているんじゃないかと思います。
また開封リボンが復活。モノタフだけでなく標準的なモノ消しゴムでも復活していました。
◆消字力:優良
消しかす:ややまとまる
消耗:遅い(減りにくい)
消し心地:生地が崩れず、なめらか
折れにくさ:折れにくい
†紙はコクヨキャンパス
画像の上1行めは、書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返したもの。
左から1)
ぺんてるAinシュタイン0.3HB2)
パイロット ネオックスG 0.9HB3)
三菱ナノダイヤえんぴつB4)
三菱ナノダイヤ0.9HB小学生向け鉛筆の標準的な芯硬度がHBから2Bへ移った現在、この反復消字試験(と呼んでる)の内容をちょっと変えました。
Ainシュタインを0.2mm / HBへ、ネオックスGとナノダイヤえんぴつを2Bへ変更。
左から1)
ぺんてるAinシュタイン0.2HB2) パイロット ネオックスG 0.9 / 2B
3) 三菱ナノダイヤえんぴつ2B
4) 三菱ナノダイヤ0.9HB
硬い消しゴムには紙を削るような感触があったりしますが、本品の感触はなめらかでさえあります。
また硬い消しゴムは硬芯を消しやすいのですが、本品は他と同じくらいです。
生地が硬いというより、靭性と弾力があって崩れないという印象。
同社モノスマートと同じ生地かなーと思いましたが
プラス ダブルエアインや同オムニ青にもよく似ており、色が濃いネオックスG/2Bとナノダイヤえんぴつ2Bを消せます。
なお日本字消工業会会員番号(クリーンマーク)は記載されていません。
なめらかな感触が肌に合わないひとには
フォームイレーザーや
サクラ アーチ、そして前回の
SEEDクリアレーダーを薦めます。
巻紙が左右非対称に裁たれ、消しゴム生地に食いこまないように工夫されました。
右利き専用のように見えてその実、左利きにも合うと思います。※2020年6月10日追記:というより左利き向きかもしれない。
巻紙にはキリトリ線も7mm間隔で入れられています。サクラ アーチより1mm短い。
折れにくいとなると、折れないのか試したくなりますよね。
1.8kgまで圧力かけてみましたが折れることもひび割れもありませんでした。
消しゴムのみを圧しつけているように見えず四回ほど撮り直しましたが、巻紙も破れません。
比較で標準モノ消しゴムPE-04A新品にも同じくらい圧力かけてみましたが、折れずひび割れもありませんでした。
ただし圧しつけるとモノタフより縮んでたわみ、巻紙にシワがより、深く食いこみます。
消しゴムが折れるのは日々の疲労が積み重なって起きると見え、この程度では折れないのかもしれません。
SEEDレーダーとトンボ モノのU字カットから始まった巻紙の工夫が、競合品
サクラ アーチでさらに発展、巻き返しを図ったモノタフではこんなかたちになりました。
一見するとトンボが売り出したサクラ アーチ、しかし実際に消してみると
プラスWエアインやオムニ青に似た消し心地でした。
なにかあるとすれば、登場が遅すぎたことじゃないでしょうか。
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