今回のホワイパースライドは定着ヘラを内部に収納できます。ベトナム製。
ヘラを収めるとテープ巻枠が逆回転し、テープのたるみをとってぴんと張る、という製品で、一つの動作が二つの役割を担い、それを片手で操作できます。
この製品もプラス修正テープの特長である「引いて行修正、押して一文字修正」が可能。
ホワイパーMRと同じく本品もヘラに小さなローラーが付き少々首振りしますが、ホワイパーMRより歯車の作動が重く若干転写しづらい。しかし「押して一文字修正」はホワイパーMRより操作しやすく感じられます。
プラス修正テープはトンボ製ほどの軽やかさはありません。
テープを転写しないままヘラの出し入れを繰り返すと、テープが徐々に巻き取られ、そこだけが転写されないまま送られてしまいます。
みだりに出し入れしてはならないようです。
たるみは発生しにくいので、分解して遊動する歯車を一つ抜き、たるみ止め機構を無効化してもいいかもしれません。というわけにもいかないかな。
テープ幅は4.2mm,5mm,6mmの三種。いずれも互換し、詰替式で10m長(税抜き180円)。それぞれ白、青、黒と色分けされています。
なぜかホワイパーMRと色が違いますけどね。
ナスやピーマンの肉詰めのような形なのでペン立てには合わず、机上に転がすかひきだしに入れておくのがいいようです。