プラス AIR-INは1989年に発売された消しゴムで、同社の傑作オムニをおしのけて主力の座につき、その消字性能は
フォームWと双璧を成し、よく消える消しゴムならAIR-INかフォームWを選べば間違いないと言われるくらい評価が高い製品です。
それが改良されてWエアインとなりました。日本製。
旧AIR-INの多孔質セラミックスパウダーに加え、エア入りカプセルパウダーを配合、消字力がさらに高められました。
と説明されてもさっぱりわかりませんが、消しゴム基材の塩ビが崩れやすく、黒鉛を吸着しやすくなったというわけです。
けれどもフォームWのように減りが早いとは感じられません。
カドがあるうちは消しやすいのは当然、本品は丸まっても、なんと平面のままでも消字力が高い。
- 塩ビ系消しゴムは平面になると(接紙面積が大きくなると)消字力が落ちる傾向があります。この点、天然ゴム系消しゴムはあまり変わりません。
体積は旧AIR-INより小さくなり(約77%)、実質値上がりしました。優れた製品ですが旧AIR-INでも十分な消字力だったりします。
新旧ともにエアインは軽く消せるため、けしごむを折ってしまう人にも薦められます。AIR-INでも折ってしまう人がいるそうですが……
日本人は器用、という言葉には誤解が多く含まれているようです。
使い差しのAIR-INは1990年ころに買ったもの。
古くなってしまって、これで消すと異臭がし、その臭いはフタル酸=環境ホルモン説を信じるに足るほど。それでも消字力が衰えていません。
1970年代製造と思われるトンボモノ(デッドストック)はここまで臭わないので、未使用ならこうはならないのかもしれないですね。
Amazonにはあるのはスティック型。
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