愛は泣いていた サタシェ@
※シェゾが一度サタンにフラれる話 ※シェゾが乙女 ※サタ→アル前提
くそくそくそくそ! 心の中でなんども繰り返すその言葉は悔しさからか怒りからか悲しみからか。
「・・・ッ」
脳裏に焼け付くあの言葉
貴様など眼中に無い。 何故男である貴様なんぞを よりによってお前を、ありえん
あいつらしい答えだった だから俺も
だろうな、俺もお前を好きになることは一生無いだろう
と俺らしく返した。 あいつの目は俺の返事を聞いても平然としていた
この会話は至って普通のもの。
その普通のものを受け入れられない俺は、相当あいつのことが好きで好きでたまらなかったのだろう 想い続けて耐えれなくなって、意を決して問うてみたのに
「う、うっ・・・くっ・・・」
情けない。なんとも今の自分は哀れなんだろう。なんとも惨め。 抑えようと思っても、溢れて溢れて止まらない。
「・・・サタン・・・」
愛しい人を呼ぶ声は虚空に混じり消えた
愛は泣いていた
title...Aコース様
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