call please!!




プルルルル…、プルルルル…、ブチッ






『…もしもし?』



「咲夜?オレだけど」



『ん、…ぎん…ちゃん…?』



「あ、もしかして寝てた?」



『ん、……だって今…、なん時だと思ってんの…?』



「朝の3時」



『…おやすみ、』



「とょっと待ったァァ!…切んなよ、絶対まだ切んなよ!」



『…スゥ……』



「咲夜ちゃァァん!起きてー?お願いだから起きてェェエ!」








『…なに』



「いや、そのよ…最近どうしてっかと思って」



『…どーしたの…突然』



「だって全然電話くれねーし…電話しても直ぐ切るしよ」



『…だから、いつもタイミングが悪いんだよ』



「そーかもしんねェけど」



『………?』











「咲夜はさ、俺の声聞きたいとか思わ無ェの?」


『……別に。』



「…じゃあ、俺に会いたいとかは?」



『………思わない。』







「俺の事嫌い?」




『!!』






「なァ、なんか言って」



『……銀ちゃんは』



「?」



『アタシの事……嫌いに、なった?』



「は?何で俺が咲夜嫌いになんの」



『…だって、聞いた』



「俺の事嫌い?って?」



『……うん。』



「俺は、勿論咲夜が好きだけどよ…咲夜は?俺の事嫌い?」



『嫌いになんてなる訳無いでしょ』







「…じゃあ何で俺と会いたくないなんて言うんだよ」



『会いたくないなんて言ってないもん』



「じゃ何?…怒んねェから言ってみ」



『…だって、……』



「ちゃんと言わねェと流石の銀さんでも分かんねェから」






『………なる』



「え?」



『会いたいって言ったら…寂しくなる』



「何で?俺はスゲェ嬉しいけど」



『…簡単に、会える距離じゃ無いじゃん』





『声いっぱい聞いたら余計寂しくなるもん』






「…なに?…それって、実はスゲェ俺に会いたいって事?」



『………』



「おーい咲夜ちゃ〜ん?」



『…………』



「ツンデレか?ツンデレ狙ってんのか?」




『…うるさい』







「咲夜、外見てみ」



『…え、ヤダ寒い』



「いーから早く見てみろって」




『…何かあるの?』



「スゲェ良いモン」



『何それ………え、』




「おー…スゲェ間抜けっ面」



『え、…え?何で?』



「何でって…会いたくなったから来ちまったんだよ」



『…だって、明日学校じゃ…?』



「知らねェ」



『……うそ』



「別に会いたくなったら幾らでも来てやるっつーの…んで顔見飽きるくらい一緒に居てやんよ」



『…うん』



「電話だってしたい時に掛けて来い、何時間でも付き合ってやるし、寂しさなんて感じさせねェから」



『…うん』



「俺がお前との時間どんだけ大事にしてるか考えろ」



『うん…ありがと』



「だから取り敢えず家入れてくんね?いい加減外は限界だわ」



『暖ッかいココア淹れたげるね』



「おう、でもその前に抱きしめの刑だかんな」





call me baby




(寂しさなんて必要ねェだろ?)




*******


遠恋してる大学生の話し


会話文だけってのを
ずっとしてみたかった(・∀・)



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