『あ、』



バキッ!!



「あ?……あ、」




『あ゛ァ゛ァ゛ア゛!!』




「…あ〜……」




叫ぶ私の横でそれを眺める沖田さん



今の流れを説明すると、私の携帯に付けていたストラップが落ちて、それを沖田さんが踏んでしまい

ミッキーのストラップが壊れてしまったのです!




『いや、あ〜…じゃなくて!!…うわぁ、見事に壊れちゃってる』




「……」








これ気に入ってたのにな……



あ、そだ!!






『てな訳何だけどザッキー直せる?』


「う〜ん…ちょっと無理かな」



以前クーラーを直してくれたザッキーならと思ったけど、どうやら無理らしい



『…じゃあしょうがないですね』



「でもコレ…咲夜ちゃんが向こうの世界に居た時から使ってた奴じゃ…」


「!」




本当に良いの?と聞いてくれるけど、直らないならしょうがない

また新しいのを探せばいっか




『ん〜…確かにちょっと残念だけど特別な物でも無いし、また新しいの買いますよ』



どうせゲーセンで取った奴だし、今度妙ちゃん誘って一緒に選んで貰おっかな







「じゃあ今から行ってきたら?今日折角の休みなんだし、沖田さんと2人で」



「は?」




なんで俺が、と言をうとしたら山崎が笑顔で言う



「だって沖田さんが壊したんですよね?咲夜ちゃんの大事なストラップ」



「……」



『まァ、そーですけども』



大事なんて一言も言って無かったじゃねェか…
山崎のクセになんだこの圧力



「だったら、ちゃんと沖田さんに新しいの買って貰ってきなよ」



『なる程……そーかも!』



行きましょう!と何故か目を煌めかせて俺に言う咲夜の後ろで、ムカつくくらいの笑顔のを見せる山崎


…山崎に言われて行く感じがムカつくから、後で絶対殴ろうと心に決めた




「…今すぐ準備しなせェ」



『!!』




「はい、10〜、9〜、」



『わっ!!ちょっ、待って…すぐ準備して来ます!』



走って準備をしに行ったのを確認して、未だに薄ら笑いの山崎を見る




「…お前後でグーパンな」


「なんで!?」






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