『名前ーっ、陛下が呼んでたよ』
「今 行くわ…」
ボクがそう告げると、名前はそっけなく答えた。
最近、名前はオカシイ。
いつもなら甘ったるい声を出し、ことあるごとにボクに話し掛けてきてたのに。
今では目を合わせることもなくなった。
(ボク 何かしたっけ?)
思い当たることなどなく、結局 いつも通りそこで考えることをやめる。
『ま、いっか……』
これで煩い人がいなくなってよかったじゃん。
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『聞いてよフィップス。名前が最近、ボクに冷たいんだけどさ、ボク何かしたっけ?』← → ページ数[1/4]
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