ぎゅっ、と後ろから抱き締められる。
それはとても心地の良い、安心できる温度。
ぬくぬくあったか!
生徒会の仕事が一区切りついて、わたしは休憩をしていた。
ぼーっとしながら、お茶を飲む。
物音がして、誰か来たのかなって思って振り向こうとすると、後ろから抱き締められた。
こんなことをするのは、翼しかいないから、わたしは安心して肩の力を抜いた。
「…誰かわかるのだ〜?」
「翼でしょう?」
「うぬ!名前正解なのだ!」
わたしが翼の名前を呼ぶと、翼は嬉しそうにはにかむ。
翼が笑うと、周りが明るくなる。
自分の大切な人が、みんなを笑顔に出来る人だというのが凄く嬉しい。
「名前!」
「ん、どうしたの?」
「こっち向いて欲しいのだ〜!」
「うんっ。」
わたしが翼の方を向くと、今度は正面からぎゅっと抱きつかれた。
あったかくて、とても安心出来る。
「翼、だいすき!」
「俺も俺も!俺も名前が大好きなのだ〜!」
皆が来るまでは、この甘い時間を翼と二人で。
(「颯斗、俺達いつ入ればいいんだ?」)
(「お二人が僕達の存在に気付くまで…ですかね?」)
(「そうだな…」)
end
2012.03.10
ゆうかさまリクエストの翼に後ろからぎゅっとされるでした!
ゆうちゃんリクエストしてくれてありがとう!
後ろからぎゅっってされるといかことで、翼ならこんな感じかなということでこんな感じになりました!
ゆうちゃんありがとうございました!