冬休みの宿題 どうやら獄寺くんもボスの家に行く途中らしく、渋々そうにしている獄寺くんも一緒に歩くことになった。ボスの家に着くとランボが手榴弾で迎えてくれ、飛んできた爆薬を右足で蹴り飛ばし、上空で花火が咲く。慌てたように家から出てきたボスが謝罪をしてきて、ボスのせいでないと首を振っていると、獄寺くんがランボの頭を思いきり叩いた。泣き喚くランボの頭に一つ拳骨を落としてから、抱き上げる。 「手榴弾を投げたら、危ないですよ」 「ら、ランボさんは悪くないもんね……ぴぎゃ!」 「悪い子にはお仕置きです」 ランボの頬を指で挟み込み、押し潰す。嫌だと首を振るランボを地面に下ろそうとすると、ランボはさらに嫌がって私の服を両手で握り締めた。仕方がないのでランボを抱いたまま家に上がらせてもらい、早速勉強を始めようとしたところで、またランボが騒ぎ出す。 リボーンに煩いと一蹴りされ、地面に伏したランボはピクリとも動かなくなり、心配になって近づくと、どうやら寝ただけのようで、安らかな寝息をたてている。心配損をしたと、テーブルに勉強道具を並べているボスと山本くんに向き直り、自分のわかる範囲で、勉強を教えた。冬休みの宿題ということもあり、量が少ないことが幸いして、その日のうちに宿題を片付けることができ、ボスと山本くんにとても感謝された。 121207 次のページ# 目次/しおりを挟む [top] |