誰よりも…当事者である千歳よりも反応したのは土方だった。
「近藤さん!それはちと早すぎはしねぇか…?」
「何を言うんだ歳。もう千歳も16(推定)だ。嫁に行ってもおかしくない年齢だぞ」
「いや、でもなぁ」
千歳をそっちのけで2人は口論を始めた。
「あの…えっと…」
「近藤さん、土方さん。ここは本人の意見を尊重する所ですよ」
不意に総司が呟く。
「それもそうだな…どうだ千歳、君はどうしたい?」
「私は……」
土方にはお琴がいる。
自分に勝ち目はない。
ならいっその事……
「お見合いの話、受けます。」
→お琴 完
20110130
bkm