第1話 更なる戦いの地に 1/3
When a dreams breaks,
Even if you get lost in the dark,
You are not alone.
I remember the fact that a friend supported.
Therefore, no matter how far apart I will let the light on the way.
If the big chain of me is your obstacle, just cut off.
Do not be afraid.
Light will guide you and everyone.

国の建て直しとは大変なもので、ヒルダ王女とゴードン王子はそのために日々を潰している。この二人の決断次第では、皇帝が倒れてからも更なる戦いに発展していたかもしれない。復讐が歴史にいう革命へと変化し、革命家となったフリオニールとマリア、ガイは、新たな戦いの火種とならぬように隠居生活をしている。出来ることならば、このまま平穏な生活をして生涯を終えたいところだ。
いつものように、暖炉に焼べる薪を拾うため、フリオニールは森に出掛けた。人と会わず、騒ぎにならないようにするには、森で生活のために必要なものを集めた方がいい。魚も肉も野菜も大抵のものは揃う。かつての街に出れば、英雄扱いで落ち着けない。仕方がないが、少々居心地が悪かった。自分たちのために死んだ者たちが頭を過る。彼らに縛られるなど、死んだ本人ミンウたちが喜ぶはずがないことは分かっている。もしかしたら、フリオニール自身が縛られることを望んでいるのかも知れない。
薪になりそうな枝を両手に抱えたフリオニール。彼の体内時計は昼食の時間を迎えていた。お腹が空いたことだし、帰ろうか。彼は来た道を引き返そうとした。
唐突に目眩を感じ、彼は持っていた枝を地面にばらまいた。ばらまかれた枝が、拾った数以上に多く見える。立っていられない。フリオニールは地面に膝をつき、頭を抱えた。次は頭痛だ。こんなときにかける白魔法はなんだろうか。エスナか、ケアルか。的を外れたことを考えているうちに意識を手放してしまった。
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