とある夜中の日常会話


リクオくんがまだ小学生の頃の夜中の会話、鯉伴さんヘタレです
会話文しかないです

「父さんお酒飲みすぎ、少しは控えろ」
「わかった、わかったから妖刀振り回すのだけは勘弁してくれ!!」
「ちっ」

私は舌打ちをして桜花を鞘に戻してバッと酒瓶を取り上げた。
当たり前だ、最近は無駄な出費が多くてシマのシノギではまかないきれなくなってきたのだ。その為今本家ではいわゆる節約ということをしていた

「最近お前若菜に似てきたよな・・・嫌なところが」

「何?父さんもしかして妖刀腹にブッ刺して欲しいわけ?そっか〜そういうことだったらもっと早く言ってほしいな」

「だ〜悪かった!!すまねえ!!だから笑顔で鞘から刀を抜くんじゃねえ!!」

「・・・鯉伴親の威厳もクソもねえな」

「あぁ!?親父なんつった今!?」

私は再び鞘に刀を戻して洗い物を始める。なんで台所にみんな集合してんのよ

「最近しおりは鯉伴さんの扱い方がうまくなったわね」

「そうかな〜?私はただ母さんの真似してるだけだよ」

「おかげでオレたちは毎日娘に怯えて生活してんだよ!!なあ親父?」

「ワシは別に怯えてないぞ」

「さてと・・・この前の無銭飲食の出費を数えようかしら、ぬらの目の前で」

「悪かった、悪かったから笑顔で見つめないでくれ!!」

「やっぱり怯えてんじゃねえかよ親父!!」

「今度やったら二人の髪の毛切り落とすからね」

「ハッ、ワシはもともとないわ」

「あっそう、じゃあその無駄に長い後頭部でも切り落とそうかしら」

「「ギャ――――!!!!」」

「何回言ってもわかってくれないんですもの、そんな無駄な頭など必要ないでしょう」

私はフフフと黒い笑みを浮かべて笑う

「もうこんな娘嫌だ!!鬼婆!!」

「私より何百倍も生きてる父さんに婆って言われる筋合いはないわ!!だったら父さんは糞ジジイじゃないの!!」

「オレは別に見た目が若いんだからいいんだよ、親父と違ってな」

「あぁ!?鯉伴てめえしばくぞ!!ワシだって若くなれば・・・ほりゃ、今で言ういけめんというやつかい」

「お義父さん素敵ですね!!惚れちゃいそうですわ!!」

「おおそうかい、若菜さん鯉伴なんかよりワシにしたらどうじゃ」

「喜んで」

「え、ちょ・・・若菜?おい!!」

「フッ、振られたわね父さん」

「畜生〜こうなったら色町で遊んできてやる!!」

「別に構わないけど自分のお金で遊んでね」

「そこは止めろよ!!ばか!!鬼娘!!」

「その鬼娘を家に迎えたのはどこのどいつだったかしら」

「オレだよ畜生!!」

「カッカッカ、お前ほんとに弱いのう」

「うるせえクソ親父!!全部てめえのせいだクソ野郎!!若菜を奪いやがって!!」

「父さん男の嫉妬ほど見苦しいものはないよ」

「お前は黙っとけえええええ!!」

「・・・鯉伴様こんな夜にうるさいですよ」

「あ、首無。あのね、父さん今嫉妬に狂ってるの」

「鯉伴様・・・男の嫉妬ほど見苦しいものはないですよ」

「あ、てめえ首無!!しおりと同じことを言いやがって!!第一オメエはオレの下僕なんだぞ!!オレの味方をしろや!!」

「私は鯉伴様の下僕でもありますがしおりの味方でもあります」

「ありがと〜首無!!」

「首無!!てめえええええええ!!」

「鯉伴さん、大丈夫。そんなヘタレな鯉伴さんを私は応援してるから」

「わ、若菜あああああ」

「でもね、鯉伴さん。自分の娘に対抗できない夫はちょっと嫌かな☆」

「父さんうるさーい」

「畜生おおおおおお!!オレはこの組の二代目総大将なんだぞ!!」

「元ね、元を忘れてはいけないよ。」

「うるせぇ!!オレはまだ現役バリバリなんだよ!!」

「私のせいで降りちゃったんだよね・・・ごめんなさい父さん・・・ごめ、なさい」

「べ、別にもう構わねえから泣くな!!泣くんじゃねえ!!」

「鯉伴さんしおりのこと泣かせちゃだめよ」

「鯉伴様・・・いくら強いといってもしおりは女の子なんですよ」

「首無・・・母さん、いいの。私は父さんが無事だったらそれでよかっただけだから・・・」

「しおり・・・」

「父さん・・・・・・・・・・・・・──────やっぱり父さんは泣きに弱いんだね」

「!?」

「いくら女になれている父さんでも泣いてる女は苦手なの?」

「鯉伴wwこりゃ一本取られたのう」

「くそおおおおお!!騙したのか!?」

「父さん・・・リクオが起きちゃうよ?リクオが起きたら父さんのせいなんだからね!!」

「てめえ!!わざわざ泣いてまでオレの反応を見たかったのか!?」

「決まってるじゃん!い、言わせないでよね////////」

「もうなんなんだよおおおおおおおおおおおお」


本当に何なんでしょうね



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