栄光の大地(9/12)

マルクトリカルマーチ

ジェイド「今思えば、陛下はイオン様同様、貴女が無事だと知っていたのですね」

サク『陛下は守護訳ユリアと導師サクが同一人物だとご存知でしたから。先月の一件でお会いした際も、直接事情を聞かれましたからね。内緒にはして頂きましたが』

ジェイド「陛下と貴女が妙に親し気だと思えば……やはりそういう事だったのですね」

サク『ああ。それはですね、私がピオニー陛下と初めてお会いしたのが、何せ導師守護役ユリアで動いていた時だったので。その直後に導師サクの顔で改めて謁見させて頂いた事もあって、面白い奴だと陛下には認識されてしまった様です。偶然ってコワい』

ジェイド「何と言うか、あなた達らしいですね…」

サク『お褒めに預かり光栄です』


うーん、気のせいかな。ジェイドとはこういうやり取りしかしてない気がする。私が無闇矢鱈とジェイドを警戒してるせいかもしれないなぁ。

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※先月の一件→皇帝暗殺未遂事件の話。奔走編で夢主も事件に首を突っ込んでおり、この時点でピオニー陛下はサクが生きている事に気付いてて口裏を合わせてくれていましたという話。いつか書きたい…




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