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それ逝け!アビスマン

多くの苦難を乗り越え(陛下とか陛下とか陛下とか)、いよいよ最終決戦の地にやって来た俺達(あ、ちなみに栄光の大地じゃねーぞ)は、アブソーブゲートの最奥を目指してずんずん進んでいく。

ついでに、今暇だから現在の俺達の服装を紹介しようと思う。まずは俺の服装だけど、称号ベルセルク(首まであったか)で、結構普通。

アニスはねこにんならぬ、トクナガにん……って、どうやって着てんのソレ!?



「人形士たるもの、これ位出来なくてどうします?」

「Σ何で今黒執事ネタに走った!?」

「お父様、私の衣装は似合ってます?」

「ああ、お前の母さんとよく似ている…」



称号【南国の蝶】



「……いやいや、普通に寒いだろソレ!?」

「おやおや。お若いですねぇ」

「ジェイド……そういうお前の衣装もさ、バスローブとスリッパって寒くね!?てか、そのワイングラスは一体何処から出したんだよ!!?」

「ちょっとした小道具ですよ」



ちなみにティアはモンコレレディ………の、猫耳をアリエッタに着けて身悶えている。確かに可愛い……けど、アリエッタ怯えてるから!!完全に怯えてるから!!!※大事な事なので二回言いました。



「オイオイお前ら、全員衣装がバラバラじゃないか。こういう時は、全員アビスマンで揃えろよな!」



そういう陛下はオリジナル(自作)のアビスゴールド。

陛下が今回の作戦についてきた理由……アビスマンの衣装で戦ってみたかっただけなんじゃないかと俺は思う。いや、絶対そうだ。

んでもってガイは陛下の命令により強制的にアビスオレンジ。何だかガイの扱いがさっきから可哀想だ。完璧に被害者だよな……うん。



「リグレット……アイツら、真面目にやる気あると思う?」

「いや……多少のやる気はあると思うが、真面目にやる気は毛頭無いだろうな」



シンクが呆れてため息をつくのも無理はない。実際、お前らやる気あんのかと聞かれれば、そんなに無いぜ!って即答出来る程度のノリだし。なんてったって、俺達二回目だからな☆


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