紅く燃える炎の中を、


黒き衣を纏いし姫君が駆けてゆく。


亜麻色の髪を一房縛り、そして炎の中を進んで行く。



何時崩れるかもわからないその城で・・・





ただ、大切な人を探して、走っていた。










執筆日 20130804



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